デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

専門医試験解答解説勉強対策絡みのこと全て包み隠さず

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試験対策勉強ノート

皮膚科専門医試験対策 行政関連のキーワードをチェック

デルマ侍です。 8月は、従来であれば、皮膚科専門医直前ですね!!第一日曜日あたりに行われることが多かったです。 皮膚科専門医試験2021年令和3年度は11月に京都で行われることが決定しています。 皮膚科専門医試験のスケジュールについてはこちら。 note.…

家族性寒冷蕁麻疹や遺伝性自己炎症疾患とは

デルマ侍です。 家族性寒冷蕁麻疹や遺伝性自己炎症疾患とはなにか。 過去問ではでているのか。 みていきましょう。 // 2019-22 問題22. 家族性寒冷蕁麻疹,Muckle-Wells 症候群, CINCA 症候群に共通する原因遺伝子はどれか. 1.IL36RN 2.LPAR6 3.NF1 4.NLRP3…

皮膚科専門医試験の勉強法 まとめ版

デルマ侍です。皮膚科専門医試験にむけての勉強について。 まずは過去問から! // 皮膚科専門医試験のお勉強 今年 2021年令和3年11月の皮膚科専門医試験 受験予定の皮膚科専攻医のあなたへ。 勉強の仕方についておすすめを書きます。 まず過去問を3-4年やる …

指定難病のコケイン症候群

デルマ侍です。 今日も元気に皮膚科専門医試験の勉強。 指定難病のコケイン症候群について コカインみたい・・・・ // コケイン症候群 Cockayne syndrome:CS 紫外線性DNA損傷の修復システム(ヌクレオチド除去修復)ができないことにより発症する常染色体劣…

指定難病のCFC症候群とは

デルマ侍です。 以前、指定難病のお話をしました。 皮膚科に関わる疾患でどれが指定難病なのか、はさらっておきます。 今日はCFC症候群について。 // Cardio-Facio-Cutaneous症候群 CFC症候群 Cardio-Facio-Cutaneous症候群 心臓・顔・皮膚症候群なんて名前…

PPDAパラフェニレンジアミンでかぶれたら

こんにちは。今日も皮膚科の勉強をしていきます。 PPDAってなに? デルマ侍です。今日はPPDAについて。 // パラフェニレンジアミン PPDA PPDともいいます。 ヘアカラーに含まれるジアミン染料のことです。 パラフェニレンジアミンの日本でのJBS(JSA)パッチテ…

帯状疱疹ワクチン

デルマ侍です。 ここ最近、日本でも、帯状疱疹の予防に対して、ワクチン接種ができるようになりました。 それに伴い、皮膚科専門医試験でも出題がありましたので、解説します。 // 2019-35 2019-35 帯状疱疹ワクチン(乾燥弱毒生ワクチン,岡株)について正し…

皮膚科のカルテ略語

デルマ侍です。 今日は皮膚科のカルテでよく登場する略語について解説します。 皮膚科をポリクリで回る学生さん、初期研修医、皮膚科なりたての学年が若い専攻医の先生、皮膚科を担当される看護師さんむけです。 それではいきましょう。 // 病気の名前 AD ア…

皮膚科専門医試験は誰が作っているのか

デルマ侍です。 今日は、皮膚科専門医試験は誰が作っているのか。 そんなテーマでお話します。 // 皮膚科 専門医試験委員 ●●大学の教授が大方、あと市中病院の部長の先生が少し、という構成となっています。 具体的には下の表のようになっています。 皮膚科…

レギュラトリーサイエンスとはなにか

デルマ侍です。 今日はレギュラトリーサイエンスについて。 // レギュラトリーサイエンス この単語の意味、知っていますか? レギュラトリーサイエンスとは、「科学技術の成果を人と社会に役立てることを目的に、根拠に基づく的確な予測、評価、判断を行い、…

皮膚科学を勉強するときのツール

デルマ侍です。 今日は皮膚科を勉強するにあたって、インターネットなどを利用して勉強できるツール、学習サイトなどをご紹介します。 無料のものが中心です。COIはありません。 勝手にお勧め度を★1つから★3つでランキングしました。 // // あたらしい皮膚科…

皮膚科と指定難病

デルマ侍です。今日は皮膚科領域の指定難病についてリストアップします。 後日、ここからピックアップして、専門医試験の記事を作っていこうと思いますので、目次的な感じです。 皮膚科に関係する疾患で、どれが特定疾患なのか、どれが違うのか、という問題…

教科書に書いてあることも疑う姿勢を忘れない

今日は勉強していく中でいつも忘れてはいけないことを。 浜医の教授になられた、本田先生の記事を読んでいて、とても大事なことで、自分も定期的にrecallしている内容だったので、紹介します。 今日はそれを自分の文字、表現でで書きます。 ぜひ元記事もお読…

抗ヒスタミン薬 腎臓と肝臓にからめて まとめノート

皮膚科専門医のデルマ侍です。 日常よく使う、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬について。 腎機能障害、肝機能障害の患者に使うときはどれを使えばいいか。 添付文書はどう書いてあるか。 皮膚科の三種の神器じゃないですけど、普通に保険診療の外来をやって…

保険診療報酬の過去問について

デルマ侍です。 皮膚科専門医試験対策の記事です。 保険診療報酬、保険点数の過去問多いですよね。 あと、途中で診療報酬改訂があったりするので、過去問を解く時に混乱することもあります。 今日は過去問を解説しようと思います。 // 2015-90問題 保険診療…

構造式によるステロイドの分類

デルマ侍です。今日はステロイドについて。構造式の観点から。 以前ステロイドについて、このような記事を書きました。 dermasamurai.hateblo.jp ステロイドはたくさんあるので色々分類があります。 // 構造式による分類 ステロイドの構造によって、A B C D1…

IL-31受容体モノクローナル抗体 ネモリズマブと結節性痒疹

デルマ侍です。 以前自分がぽつりとつぶやいたツイートですこし話題にあがったものを少しだけブログにします。 // ネモリズマブ IL-31受容体モノクローナル抗体 ネモリズマブ 結節性痒疹での弛緩が海外や日本で進んでいます。なかなか有効的なようです。 痒…

イミキモド(ベセルナ)のサイトカイン

イミキモドとサイトカイン 以前Twitterでのイミキモドの機序について「いろんなサイトカインを介して」とざっくりすぎる発言をしてしまいました。以前の私のツイートとそのリプへのアンサー記事になります。 // イミキモドがTLR-7を介して自然免疫系を不活化…

パッチテストで香料ミックスが陽性になったらどうするか

パッチテストで香料ミックスが陽性になったらどうするか 今日はそんな疑問に答えていこうと思います。 // 香料ミックス 香料ミックス とは、 その名の通り、香料のアレルゲンをミックスしたもの。 α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アル…

ミノール法:温熱発汗試験

発汗テストについて 過去問の出題も交えて。 発汗テスト:ヨードデンプン反応を用いた、ミノール法を用いる 消毒用ヨード液を全身に外用し、ドライヤーで乾燥させたあと、 (外国では)コーンスターチとオリーブオイル1:1混合を全身に外用 (日本では)ヨード…

食物アレルギー診療の基本

食物アレルギー診療の基本 皮膚症状をきたす症例が多いため、皮膚科にかかることも多いです。 なのになんだかしっくりこない。曖昧な部分が多い。検査をしても陰性だし。そんなふうにおもっていないでしょうか。 この分野は過去問にもよくでるので、勉強しま…

電顕写真 皮膚科専門医試験過去問

デルマ侍です。 皮膚科学会総会のイーラーニングから。専門医試験の過去問をまじえて。 // 電顕写真 皮膚科専門医試験過去問 電子顕微鏡を中心に過去問の解説がありました。 第119回総会 EL22-1 水疱症のかたち:病理所見を中心に 石河晃先生(いしこう あき…

バイオ抗体製剤 サブタイプ IgG4とかIgG1とか

IgG4はエフェクター活性が弱く,特に補体活性化能が低い点が 特徴で,中和のみを目的とする抗体製剤に選択される IgG4 抗体 ・トルツ イキセキズマブ・オプジーボ ニボルマブ・デュピクセント デュピルマブ IgG1 ・ヤーボイ イピリムマブ ・コセンテ…

帯状疱疹ワクチンの推移

帯状疱疹のワクチンに関する過去問が2017にでていました。 2017-22 本邦の帯状疱疹ワクチンについて正しいのはどれか.2つ選べ. 1.不活化ワクチンである. ×→出題当時は生ワクチンのみ 2.小児の水痘ワクチンと同一である. ○ 3.帯状疱疹後神経痛は予防できない.…

小児皮膚症状をきたすウイルスの潜伏期間

小児皮膚症状をきたすウイルスの潜伏期間 麻疹 潜伏期間 10-12日 風疹 潜伏期間 14-21日 伝染性紅斑 潜伏期間 14-21日 パルボウイルスB19 風疹と伝染性紅斑と潜伏期間は同じ おわりに 今日はぷちっとちょこっとです。 noteでもいろいろ記事を書いています。 …

添付文書の読み方〜皮膚科専門医試験対策として〜

皮膚科専門医試験では、添付文書問題はよくでます。 添付文書は正式に発行された文書で、書いてある、書いてないと、正解が白黒つけられるので、 不適切問題になることもなく、 かつ専門医にぜひ勉強しておいてほしい項目がたくさん含まれるので、頻出問題で…

イミキモド ベセルナの過去問対策

デルマ侍です。 ベセルナの過去問に関連して、まとめます。 まずベセルナの歴史ついて。 // ベセルナ ベセルナは2007年、尖圭コンジローマに対する薬剤として発売されます。 日光角化症の適用が通ったのは2011年です。 翌年の2012年にもベセルナに関する出題…

基底細胞癌アグレッシブタイプか非アグレッシブか。

デルマ侍です。 基底細胞癌には、アグレッシブタイプか非アグレッシブでわける分類があります。 みていきます。 基底細胞癌 WHO NCCNガイドラインで、予後と関連した浸潤様式による分類が提唱されている 非aggressive と aggressiveタイプである。 非アグレ…

減汗性コリン性蕁麻疹

減汗性コリン性蕁麻疹 ・減汗性コリン性蕁麻疹では、エクリン腺上皮細胞でCHRM3の発現が減弱→AchE(アセチルコリンエステラーゼ:アセチルコリンを分解する)が低下する ・自律神経の交感神経の終末から放出されたAch(アセチルコリン)は、本来汗腺に結合するが…

化膿性汗腺炎!日本と欧米の違い〜皮膚科専門医試験対策〜

化膿性汗腺炎 日本と欧米の違い ・日本は男性に多く、欧米は女性に多い (韓国も男性に多い。東洋人の特徴の可能性があり) ・発症時期 日本は中年、欧米は思春期 ・後発部位 日本は臀部 欧米は腋窩、乳房、鼠径 ・家族歴 日本は家族暦は少ない 欧米は30-40%…

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