デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

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専門医試験を取るための就労 フルタイムじゃなくてよくなった

今までは皮膚科専門医を取るために、基本5年間のフルタイム勤務が必要でした。

 

これは、女性医師にとってはなかなか専門医習得が難しかったところ、子育て中の若手医師たちも、専門医を目指しやすくなりました。

 

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専門医を取得するための研修期間は、原則としてフルタイム(週5日)勤務のみを算定しておりました.そのため、産休・育休などのライフイベントによる研修中断期間は算定できませんでしたが、2019年4月1日以降に取得した産休・育休期間については、最大6ヶ月間までを研修期間として算定することが出来るようになりました.なお、同期間については主研修施設の1年間の研修義務を短縮するものではありません.

 

*上記の産休・育休に関する補足

 2019年4月1日以降に取得した、というのは「新規」で取得したということではなく、それ以降の産休・育休期間を指します.例えば、2019年3月1日から産休・育休を取得している場合、次のようになります.

 例)2019年3月1日~2019年9月30日が産休・育休期間の場合

  ⇒2019年4月1日から2019年9月30日の期間が研修期間として算定


専門医を取得するための研修期間について、下記の要件を満たしているのであれば非フルタイム勤務であっても研修期間として算定できるようになりました.これは,2018年4月からの非フルタイム勤務から算定可能となります.本遡及措置は専門医機構における研修プログラム制と合わせるための措置です.
非フルタイム勤務の場合、以下とおり研修期間を算定できるものとする。

 

区分


「主研修施設」「研修施設等」で正規職員として勤務している時間


1ヶ月で取得できる研修期間


非フルタイム勤務
週26時間以上31時間未満
0.8ヶ月分
 
週21時間以上26時間未満
0.6ヶ月分
 
週16時間以上21時間未満
0.4ヶ月分
 
週16時間未満
0


上記の時間は週あたりの実労働時間ではなく、それぞれの施設で勤務時間として契約している時間です。
なお、「義務年限を有する医科大学卒業生、地域医療従事者(地域枠医師等)」に限り、下記の勤務時間であっても研修期間を算定できるものとする。

区分
「主研修施設」「研修施設等」で正規職員として勤務している時間
1ヶ月で取得できる研修期間
上記の特例枠
週8時間以上16時間未満
0.2ヶ月分
*上記の時間は週あたりの「皮膚科」実労働時間とする。

 

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