デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

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生体内微量元素について

アミノ酸たんぱく質核酸、脂肪、糖などに利用されている酸素(O)、炭素(C)、水素(H)、窒素(N)、カルシウム(Ca)、リン(P)の6種類の元素は体内濃度が高く、多量元素と呼ばれる。6種類の元素を合計すると、人体中の体内存在量は98.5%を占める。
 次に、多い元素は硫黄(S)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、塩素(Cl)、マグネシウム(Mg)で、体内存在量は0.05~0.25%)を占め、少量元素と呼ばれる。
 多量元素と少量元素を合わせた11元素を常量元素と呼び、これらを合計すると人体中の体内存在量は99.3%を占めることになる。
 しかし、これら11元素だけでは生命ならびに健康を維持することは出来ない。残りの0.7%には微量ではあるが、生命機能を維持する上で、極めて重要な元素である微量元素と超微量元素が含まれる。鉄(Fe)、フッ素(F)、ケイ素(Si)、亜鉛(Zn)、ストロンチウム(Sr)、ルビジウム(Rb)、臭素(Br)、鉛(Pb)、マンガン(Mn)、銅(Cu)の10元素はppmオーダーで存在しており、微量元素と呼ばれる。さらに、ppbオーダーしか存在しない超微量元素にはアルミニウム(Al)、カドミウム(Cd)、スズ(Sn)、バリウム(Ba)、水銀(Hg)、セレン(Se)、ヨウ素(I)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、ホウ素(B)、クロム(Cr)、ヒ素(As)、コバルト(Co)、バナジウム(V)の14種類がある。
 これら24種類の微量元素の内、ヒトにとって必須微量元素 essential trace elements として認められているものはFe、Zn、Mn、Cu、Se、I、Mo、Cr、Coの9元素である。従って、ヒトにおける必須元素は多量元素、少量元素、微量元素を合わせると20元素となり、生命の維持、生体の発育・成長、正常な生理機能には不可欠の元素である。

 

下記ページより引用。

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参考

https://www.arakawa-yasuaki.com/course/

https://www.aluminum.or.jp/aluminumhc/p_6/chiba/chiba_main01.html

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