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ラノリンと接触皮膚炎:皮膚科専門医試験

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デルマ侍です、

今日はラノリンについて。

 

ラノリン

ラノリンとは、羊の毛の皮脂成分から精製される動物性エステル混合物

脂肪酸とアルコールが結合している

乳化性がよいとされています。

 

薬ではなにに含まれる?

 

処方薬にも含まれています。

例えば、ラノリンは、アズノール軟膏に含まれています。

 

アズノール添付文書より:

組成 本剤は300g中、ジメチルイソプロピルアズレン0.1gを含有する。

添加物 精製ラノリン、白色ワセリンを含有する。

 

ほか、多くの化粧品、ハンドクリーム、リップクリーム、などに含まれています。

授乳中のお母様方がよく使うものにもなっているので、皮膚科医としては知っておいてもいいかと思います。

 


 


 

 

アズノールについてはこんな記事も書いています。

dermasamurai.hateblo.jp

 

アレルギーの割合はどのくらい?

アレルギーを引き起こす頻度はどのくらいでしょうか。

JSA2015 陽性率2.0パーセント

ガイドライン本文では1.5-7%と記載されています。

決して高くはありませんが、たまにおこることは覚えておきます。

日皮会誌:130(4),523-567,2020

 

JSAって何の略?

 

JSAについてはこちらから。こんな記事も書いています。

dermasamurai.hateblo.jp

 

 

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お読みいただきありがとうございました。

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