デルマ侍です。
皮膚科専門医試験の過去問で、選択肢だけをみて、答えがわかる典型問題があったので紹介します。
2020-92
令和2年、2020年度皮膚科専門医試験です。
解説
試験テクを活用すれば、答えが全くわからないときに選択肢から推測しても2となります。
実際に正解は2です。
どのように考えるか。
選択肢の中身をよく見てみましょう。
新鮮凍結切片の選択肢が3個(選択肢1-3)、パラフィンが2個(選択肢4-5)なので、新鮮凍結切片がより答えらしいと感じられます。
新線凍結切片の中から考えましょう。
選択肢1-3の中で、
さらに、μmが2つ、nmが1つなので、μmを選びます。
答えは2と3のどちらか。
もう一度選択肢1-5をみてみます。
5-10という数字と50-100という数字がありますが前者が4つ、後者が選択肢1つです。
もうわかりますよね?
選択肢のうち4/5が、数字が5-10なので、5-10を選びます。
選択肢からは2を選ぶと正しかろうということが推測されます。
そして、実際に答えは2です。
この問題はDIFの切片についての質問でしたが、
DIFの凍結切片であり、かつ厚さは5-10μmです。パラフィンではありません。
通常のHEでのパラフィン包埋法では10μm程度です。
おわりに
いかがでしたか?
意外と試験テクが通用する問題も出題されています。
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