梅毒の新規感染者は増えている けど細かくは・・・?
専門医試験でよくでる梅毒
発生者数の推移について
梅毒のここ最近の発生者について
2010年が一番低く、2018年までずっと上昇
2000年〜2010年は500-700人程度
前の年を上回る発生
2019年は2018年と比べると少し減りました。
2018年 7002人 (約10年前の10倍!)
2019年6641人
経過の読み方としては、2018年→2019年は -10%以下ですので、まだまだ全体に増加傾向、ととってよいようです。
(HIVは減ってます。過去問あり)
梅毒は5類感染症の全数把握疾患です。
TPLAについて
・RPRより早く陽性化することがある
・主要抗原は47kDa
・Tp-IgMとよく反応する
陽性となる順番は
TPIgM抗体 →脂質抗原IgM抗体→脂質抗原IgG抗体→ TPIgG抗体
検査では
TPLA→RPR→TPHA
脂質抗原法 RPR |
TP抗原法 TPLA |
結果 |
陰性 | 陰性 | 梅毒初期、梅毒ではない |
陽性 | 陰性 | BFP |
陽性 | 陽性 | 梅毒、梅毒治療後 |
陰性 | 陽性 | 梅毒治療後、梅毒初期 |
7日以内に保健所に届出〜
おわりに
いかがでしたか?
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