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イミキモド ベセルナの過去問対策

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デルマ侍です。

ベセルナの過去問に関連して、まとめます。

まずベセルナの歴史ついて。

 

 

ベセルナ

ベセルナは2007年、尖圭コンジローマに対する薬剤として発売されます。

日光角化症の適用が通ったのは2011年です。

翌年の2012年にもベセルナに関する出題がみられています。

 

ベセルナ添付文書からポイントまとめ

適用症

尖圭コンジローマ(外性器又は肛門周囲に限る)

日光角化症(顔面又は禿頭部に限る)

禁忌

尿道、腟内、子宮頸部、直腸及び肛門内

外用方法

2つの疾患に共有なのは「1日1回、週3回、就寝前に塗布する。塗布後はそのままの状態を保ち、起床後に塗布した薬剤を石鹸を用い、水又は温水で洗い流す。」

塗る期間は、コンジローマは「継続して16週間まで」、日光角化症は「4週間外用して、4週休薬を2クールまで、塗るのは合計8週まで

 

※個人的にはネイリンとか12週のところ、

8と16週なんだなーという感じです。数字覚えます。

 

ベセルナの過去問

2016-14
皮膚における自然免疫について正しいのはどれか.3つ選べ.
1.創傷治癒に関わっている.
2.細菌やウイルスをパターンとして認識する.
3.イミキモドは自然免疫を抑制する作用がある.
4.表皮ケラチノサイトが重要な役割を担っている.

5.尋常性乾癬では抗菌ペプチドの発現が低下している.

 

答え124

 

この問題に関する詳しい解説も載せています。

#1抗菌ペプチド過去問 皮膚科専門医試験|皮膚科専門医のデルマ侍|note

 

2016-80

イミキモドが結合する分子はどれか.
1.TLR7

2.TNFα

3.NF-κB

4.MyD 88

5.IL-12/23 p40

 

答え1

 

2012-20

5% イミキモドクリームを使用する場合に正しいのはどれか。2 つ選べ。
1.1 日 1 回週 5 日間患部に塗布する。
2.6~10 時間後、石けんで洗い流す。

3.日光角化症が新たに保険適用になった。

4.尿道,膣内病変への塗布は 1 日 1 回、週 3 回である。

5.紅斑や発赤が出現した場合、治療を中止する。

 

答え23

 

 

おわりに

明日は添付文書の試験対策としての読み方について書こうと思います。

 

ここでの過去問ででてきた、抗菌ペプチドについて、このような記事も書いています。

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お読みいただきありがとうございました。

 

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