デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

専門医試験解答解説勉強対策絡みのこと全て包み隠さず

MENU

教科書に書いてあることも疑う姿勢を忘れない

f:id:DermaSamurai:20210625163504p:plain

今日は勉強していく中でいつも忘れてはいけないことを。

 

浜医の教授になられた、本田先生の記事を読んでいて、とても大事なことで、自分も定期的にrecallしている内容だったので、紹介します。

今日はそれを自分の文字、表現でで書きます。

 

ぜひ元記事もお読みください。

 臨皮74.944-945.2020

 

 

教科書を読むということ

物事を知る時には、先人の教えを学ぶのが手っ取り早い。

自分で新しく検証して調べる。科学の推進にはとても大事なことですが、時間がかかる。

まずは有名な教科書で、今の時代、一番多くの人間が読んで、知っていて、考えて、確からしいと思われていることを知る。

ただ大事なのは、あくまで「今現時点で確からしい」ということだけ。

10年後もその事実が保障されているわけではない。

皮膚科の勉強、という意味では、最も多くの先生がよんでいるであろう、あたらしい皮膚科学をメインバイブルにすることをお勧めする。

学生から、研修医から、皮膚科専攻医、専門医試験前、そして専門医を取得した先生たちも読んでいる。

(「皮膚科学」もありますよ)

他、基本的な指標にすべきは、添付文書と皮膚科学会が発行しているガイドラインである。

皮膚科専門医試験の三種の神器といったら、あたひふ、添付文書、ガイドラインだと思う。

 

忘れてはいけないこと

教科書やガイドラインを読む時に忘れてはいけないこと。まずは読んで知る。勉強する。

色々知った。一回は信じて、自分の知識の土台を作る。

さあ、知識が深まった。そのあと。

そこで終わりにしてほしくない。

常に、本当にそうなの?本当ならなぜ?どうしてそうなるの?その姿勢を忘れないでいたい。

 

教科書に一行を追加する心意気

教科書に書いてあることも信じ切らない。そう言われているけど、自分がみてきた症例は違ったなあ。なんでこうなるんだろう。

その気持ちを忘れたくない。

そして、自分のようなしがない一臨床医は、そういった些細な疑問を症例報告に残す。

たったひとつの症例報告でも、それを読み、似たような症例を経験した別の誰かが、また症例報告を書いてくれるかもしれない。

それが蓄積されれば、数年後には、別の知見が見つかるかもしれない。

自分の小さな心意気が将来、教科書の一行を変えたり、追加したりすることができるかもしれない。

 

おわりに

 

自分は日々全く大したことをしていないし、アカデミックポストについているわけでもありません。いわゆる研究をしているわけでもない。しがない臨床皮膚科医です。

でもだからといって、この姿勢を忘れてはいけないと思って、今日も仕事をしています。

 

 

専門医試験には関係なくてごめんなさい。

またお読みいただければ嬉しいです。

いつものようにnoteのリンクを貼って、終わろうと思います。

note.com

 

ありがとうございました。

 

 

Copyright ©デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説 All rights reserved.