デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

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金持ち父さん貧乏父さん

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デルマ侍です。今日は金持ち父さん貧乏父さんの本の書評です。

 

金持ち父さん貧乏父さん

 

日経4世である著者、ロバート・キヨサキさん

金持ち父さん貧乏父さん

英語の題は、Rich Dad, Poor Dad

 

 


 

 

言わずと知れたベストセラー

読んだことはなくても名前を聞いたり本の表紙を見たことがある人も多いでしょう。

 

この本、マルチ商法にも使われていたりと、悪名高くもあるのが残念です…

 

日本語での初版は2000年です。

 

今日はこの本についてのらりくらりと、結論や要点を先に書いたりは敢えてせず、思いを書いてみます。

皮膚科専門医試験に関することは出てきませんので悪しからず。

 

 

初めの出会いは高校生

私自身がこの本に初めて出会ったのは、確か高校生くらいの時。

若くして企業の手伝いをしていた高校の友人が読んでいて教えてもらい、たまたま興味を持ちました。

 

ただし、当時投資や資産運用の知識がほぼない自分にとって、完全にちんぷんかんぷん。難しいし、意味がわからない。

キャッシュフローの重要性はなんとなくわかったものの、

自分で家計を切り盛りしてるわけでもなく、ピンとこない。まだ親の脛齧り。

遠い世界のように感じました。

 

自分とお金、ということを振り返ってみると、

幼稚園の頃には自分の銀行口座に、お小遣いやお年玉の残りを貯金し始めました。

小学校1.2年生の頃には、ドラえもんの漫画を読んで、単利利子と複利利子の違いについて、知りました。

当時はまだ銀行の預金の金利がそこそこよかったので、時々入る利子を見て、喜んでいたのを覚えています。

時々でしたが、小学生の頃にはサマージャンボの宝くじを買ったりと一攫千金を夢見たこともありました。(過去の自分に宝くじのアホさを教えてあげたい…)

 

しかし、自分の金融リテラシーというものは、そこから全く進歩することなく、

学校教育でも教えてもらえないし、 親も投資をしていない。株はなんとなく怖いもの、投資も胡散臭い、そんなイメージしかありませんでした。

 

もう一度この本に初めて出会った高校生の時に戻ります。

この本を読んでいた友人がとても刺激的だったため、この本自体もとてもセンセーショナルなものと思い読んでみようとしましたが、

 

・分厚い

・言ってることがわからない

・結局ある程度お金がないとどうにもならない

 

そんなことしか得られなかったのを記憶しています。

自分が読んでいたのは、こちらの素朴な絵が書いてあるほうです。


 

 

 

次に読んだのは医学部の時

少し時間が経ち、医学部に入り、医学部高学年。企業している友人と仲良くなり、またこの本に再会しました。

当時、なんだかんだいただいたものを使わず貯めていった自分は、お小遣い貯金も結構な額になっていたものの、まだまだ現金100%の自分。

もう一度この本を読みました。

まだまだ全部言ってることはわからないものの、前回とは得られることが違っていました。それは、

 

・お金のキャッシュフローを考える

・請求書を優先するのではなく自分への支払い、つまり自己投資を優先する

 

その2点の重要性を認識しました。

当時の私は、お金がいくら入ってきていくら使っている、金利はどのくらい、ということは全く考えておらず、

【貯金がどのくらい増えていっているか】、ということしか気にしていなかったのです。

また、自己投資などにかける資金も、

収入から、家賃や食費などの生活費をひいて、余剰金から使うのが当然だ、

と思っていたので、そこも自分にとって印象的でした。

 

この時、私はネット証券口座を開設し、株の本を読み漁りました。しかし当時私が読んでいた本は、ZAiのような本ばかりで、

バリュー株や株主優待のことばかり情報を仕入れていました。

チャートの本も読みましたが結局身に付かず…

口座を開設したり、本を読んで勉強しようとしたことまではよかったのですが、実際の取引は開始しませんでした。

 

『習うより慣れろ』

でとりあえずスタートを切ってみればよかったものの、結局口座を開設したまま数年が経過することとなります。(笑)

 

投資を始めた2017年

そのあとは国家試験、初期研修医、診療科選びで悩みに悩みまくり、

医局に入局し、で数年ドタバタ。

皮膚科に入って数年、

2017年1月の、iDeCo専業主婦や自営業の人も加入可能になった前後で、自分にもiDeCoの情報が目につくようになり、気になりだして、調べた上で、iDeCo、 NISAを開始することとなりました。

 

当時、山崎元先生の、難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

という本を読んだのですが、めちゃくちゃわかりやすく、スッキリしました。

この本は今でも、友人に投資の勧めをするときに、一番初めに読む本として勧めています。

対話形式でわかりやすいし、基本的なことが全て詰め込んである。

ここまでわかりやすい本はそうそう無いと思います。

 


 

 

この頃、投資関連の本をおそらく百冊前後読みました。図書館の予約サービスをかなり利用しました(笑)

また、当時はYouTuberなどはまだ少なかったものの、個人ブログなどで解説している人がたくさんいたので、安心できました。

 

3回目に読んだ金持ち父さん貧乏父さん

時がまた経ち、2021年。皮膚科専門医試験にも無事合格。投資を開始して5年目。

まだまだわからないことも多いけど、そこそこわかってきたことも増えてきた。

そんなタイミングで3回目、金持ち父さん貧乏父さんを読みました。

 

昔読んだ時は、

不労所得を作れ!

だの

・不動産投資をしろ!

と言ったメッセージが強く自分の中に留まってしまい、不動産投資なんて資金がないし借金してまでするのは違うと思うし、そんなんむりだよ、と思っていた節がありました。特に不動産投資に関してはかなり自分の中でネガティヴなイメージとして捉えていました。

そんな言い方はしておりませんし、そう言ったメッセージとしては全く書いてません。

 

不動産投資についてはかなりかいてはあるものの、初めからそれをしろとは言ってませんし、借金をたくさんしてまで投資をするべきとも言っていません。

ただ、労働者として勤務し、お金をもらって、税金や生活費を払うことでいっぱいいっぱいになるのではなく、お金を自分から作って動いてもらうように考える、そのためにはどうすればいいか。

資金が増えてきたらお金をもっと動かすチャンスはないか。その一つの方法に不動産投資もある、ということです。

 

 

読む時々で得るものが違う

 3回目は今までと景色が違って見えました。

今回読んだ中でしっくりきたのは

・投資のチャンスを見逃さない

・常にアンテナを張る

・勉強を続ける(本を読んだり、セミナーに行ったり、有益な情報を持つ友人と交流をする、ことも含む)

 

これまでに正しかったことがこれからも正しいとは限らない。

お金の考え方も変わっていく。

投資のチャンスもタイミングを逃すとチャンスではなくなる

 

日々色んな情報に触れながら、そのタイミングを逃さないようにしよう、と思いました。

 

同じ本を時期を変えて何回か読む、ということはあまりありませんが、

・読む時期によって得られることが変わる

この事実を再認識したこともとても有意義でした。

前回別の本の紹介でも書きましたが

dermasamurai.hateblo.jp

有名な本だからと言って、

・本に書いてあること全てを信じなくていい

・疑ってかかる

・自分が確からしいなと思うことだけ取り入れる

そんな本の読み方でいいのだなぁ、と思いました。

私自身も読むタイミングによって、受け入れていること、否定していたこと、が異なる事象となっていました。

面白いですね。

 

おわりに

今日はこんなところで。

 

 

noteもやっておりますので見てやってくれると喜びます。

note.com

 

他の本についても書いています。

dermasamurai.hateblo.jp

 

皮膚科専門医試験対策

クイズde皮膚科学は、設問スタイルで新しい問題が解けます。おもしろい。

dermasamurai.hateblo.jp

 

お読みいただきありがとうございました。

 

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