デルマ侍です。
皮膚科専門医試験についてつれづれ。
皮膚科専門医試験は、はじめっからあったわけではありません。
試験による専門医資格取得制度は、1987年(昭和62年)4月1日から始まったとのことです。
この日付以後に会員になった医師が専門医の資格を得るには、研修を行い単位をとり資格を申請し試験を受けなければならなくなりました。
1987年以前から皮膚科に入局した先生たちは、皮膚科専門医試験はありませんでした。
ちなみに、2年間の初期研修医期間が義務化され、皮膚科入局が医者3年目からになったのは、2004年平成16年に新医師臨床研修制度が始まってからです。
試験開始時の問題はどんなだったのでしょう。まだ1回目、2回目ころの問題は見れておりませんが、、、、。
2015年前後以前からの過去問はプール問題やおなもんが多く、また、答えが1択で決まる問題が多かった様に思えます。
2018年8月 口頭試問があった最後の年となりました。
2019年からの試験は、筆記試験のみとなり、そのかわり記述問題が増えました。
産休に関する規定も時代の流れにそって、変わってきました。
2019年6月からは、フルタイム勤務でなくても研修期間として認められるようになりました。
専門医試験の仕組み、制度などについても過去問で出題がありましたので、ちらみしておくと良いと思います。
産休についての記載
*2019年6月追記 専門医を取得するための研修期間は、原則としてフルタイム(週5日)勤務のみを算定しておりました.そのため、産休・育休などのライフイベントによる研修中断期間は算定できませんでしたが、2019年4月1日以降に取得した産休・育休期間については、最大6ヶ月間までを研修期間として算定することが出来るようになりました.なお、同期間については主研修施設の1年間の研修義務を短縮するものではありません.
戻ります。
2019年8月 筆記試験のみになった初めての年
記述問題が増え、また、結果として、最後の夏の専門医試験となりました。
2020年11月 元々はオリンピック開催を避けて、8月に大阪、での開催予定だったが、
新型コロナウイルスの影響で11月に延期、東京で実施されました。
2021年11月 京都で開催予定です。
2022年以降は12月で開催される予定となっています。(日本皮膚科学会理事会議事録より)
場所は公開されていません。また東京に戻るでしょうか。学会事務局も東京にありますので。
CBTの導入などはどのようになるのか、今後も注目です。
noteでも皮膚科専門医試験情報を更新しています。
お読みいただきありがとうございました。