デルマ侍です。今日はセレン欠乏と爪について。
セレン欠乏
セレン欠乏と爪について。
セレンは必須微量元素です。
体内で合成されないため、長期経腸栄養で欠乏症が生じることがあります。
セレン欠乏により、爪の白色化が認められます。(過去問あり)
爪甲が白くなるのか爪床が白くなるのかは意見が分かれており、爪甲の説支持者が多いようでした。
数字的データは、
・血清 セレン 10.6-17.4μg/dL
・セレンの1日必要量 25-60μg
・妊娠中は30μg、授乳中は45μgが推奨量
治療はセレン酸ナトリウム 投与や
セレンが多く含まれる食べ物は、 まぐろ、いわし、たらこ、たら 、ねぎ、ナッツなど
ビタミンEととるとよりいいとされています。
セレン自体には抗酸化作用があり、美容の分野でも注目されているようです。
|
過去問
皮膚科専門医試験では、
過去問でも出題がありました。
また、この問題は正答率が低かったことが公開されています。
おわりに
いかがでしたか。
お読みいただきありがとうございました。