デルマ侍です。
今日はJDについて。
JDA letterが面白かったので、記事にします。
以前こんな記事も書いています。
JDのインパクトファクター
JDのインパクトファクターが4を超えました。
ついに、ついにですね。ちょっとずつあがってきています。
学会のお偉いさんからしたら嬉しいですが、
我々下々からしたら、論文が載りにくくなる=お高く止まられる のでちょっといやですが・・・・。
2020年のIFは4.005 だったようです。全体の順位は皮膚科関連雑誌の中で18位のようです。
JDはジェイディーと読みます、上の先生にサラッと言われたら知らないと聞き取れないかもしれません。
The Journal of Dermatologyで日本皮膚科学会の雑誌の英語版です。
日本皮膚科学会はにっぴかいと呼びますね。
日本臨床皮膚科医会はにちりんぴ。
JDのインパクトファクターは2003年で0.633
投稿本数は1日1編、一年350編だったとのことです。
週によってお一人のassociate editorに対して10編以上担当してreviewerを決めていた、とのことです。
2020年には1812編の投稿論文があったようです、だいぶ増えましたね。
採択率も書いてありました、2020年で26.37%
editorとは
JDでは
chief のeditor(Editor in-Chief)編集長の下にassociate editor編集者
そして、分野ごとのeditor → section editorがいます。
reviewerを決めるのはsection editorです。
その分野の専門の教授が、その分野について詳しそうな教授やスタッフなどに査読をお願いするのです。
associate editorがたくさんいる場合もあります。その場合はsection editorと同じような意味合いと思います。
JDがどうかわかりませんが、論文によってはsection editorがreviewerを兼ねることもあります、厳密には避けた方がいいようですが。
2021年からはEditor in-Chiefが、門野先生、associate editor宮垣先生のようです。
Case reportの立ち位置
研究論文ではなく、症例報告を英語でかく時、
500wordsのletterを書くことがあるのではないでしょうか。
日本における代表的な投稿先は、このJDのletterです。
門野先生のコメントからは「臨床上貴重な症例報告をこれからも大事にしたい」「一方で雑誌のインパクトファクターを守るためにはレターの割合を一定以内に抑える必要がある」「今まで採択できたような症例報告も掲載を見送らざるを得ない場合が増えてきている」
とのこと。
投稿する側からしたら、うーんですよね、
載せて欲しいですよね・・・・。
せめても少し載せるためにすることしては、
内容の重要さ貴重さはもちろん、
引用論文になるべくJDの論文を使うことですかね・・・。
おわりに
お読みいただきありがとうございました。
こんな記事も書いています。
またお立ち寄りいただけると嬉しいです。
引用元:
JDA letter