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ワセリンの違い

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デルマ侍です。

こんにちは。

今日はワセリンについて。

ワセリンには、日本では2つ。

局方ワセリンと、サンホワイトがあります。

 

ワセリンの違い

サンホワイトのほうが基本的に「高くて質が良く安定性も高い」です。

局方ワセリンには臭いがあり、元々の色もやや黄色、酸化しやすく日光に当たると数時間で黄色になります。

 

局方ワセリンは、アレルギー性接触皮膚炎の報告があり、その原因は、多環式芳香族炭化水素ではないかとも言われています。

サンホワイトは、特殊な方法で精度をあげることにより、多環式芳香族炭化水素を大幅に少なくしているとのことです。

 

サンホワイトが使用されている軟膏

精製度の高いサンホワイトが使用されている軟膏は、

アンテベート軟膏

・ロコイド軟膏

・キンダベート軟膏

があります。

 

おわりに

いかがでしたか?

いつも使っているワセリン。基材としてもとってもはいっていますが、

実は種類があり違いがあります。

ワセリンでかぶれることもたまーにあることは頭に入れておくといいかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。

 

 

参考文献:

手元に1冊!皮膚科混合・併用薬使用ガイド<増大号>Derma 2021年10月

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