デルマ侍です。
2016年平成28年度皮膚科専門医認定試験 備忘録です。
2016年平成28年度皮膚科専門医認定試験
2016年の皮膚科専門医試験は、
2016年8月7日日曜日
場所は東京の都市センターホテルでした。
合格率
受験生は226名
男性92名 女性134名
合格者は男性 64名 女性114名
合格率は合計78.8%
男性69.6% 女性85.1%
支部別の合格率は、
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専門医試験の中身
午前中に筆記試験、午後に口頭試問がありました。
(※2018年を最後に、口頭試問は現在廃止されています)
筆記試験 選択問題89問、記述問題11題
面接問題22題(6カテゴリー) でした。
(問題数は2019年から選択100題、記述20題となっています)
合否は、 筆記試験(選択、記述)、口頭試問、事前の書類審査から判断されます。
色々と噂がありますが、 各セクションごとに定められたボーダーを一つでも割ったら不合格となるのか、総合して合わせたボーダーで不合格が決まるのか、については、公表されていません。
しかし、2016年は「筆記試験、面接試験、2つの試験結果に申請書類の審査結果を加味して総合的に合否を判定しました」と書かれているのに対し、
2017年からは、「事前に委員会で定めた一定の基準を適用して合否を判定」とされています。
どちらなのでしょうね。
採点除外
なし
正答率が低かった問題、講評
識別指数マイナスはこの年度では講評にて記載はありませんでした。
識別指数0.4以上は、選択問題では89問中34問(38%)
記述問題は全て0.3以上、0.4以上は11問中9問とのことです。
これは、言い換えると、記述問題の方が差がつきやすい、ということにもなります。
ちなみに、2020年令和2年度の識別値では、選択問題0.291、筆記試験0.434であることが公開されています。
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筆記記述問題について
この年の講評では記述問題について触れられています。
ピックアップすると
・記述問題は識別指数が高い
・PASI ABI OTCがなんの略であるか 正答率が低かった
・「本来の意味を知らずに省略形の医学用語を使用するのは困ります。常に正確な用語を使用するように心がけ、略語を使用する場合でも、その本来の意味を知りながら用いるようにしていただきたい」
2021年度も略語を書かせる問題が引き続き出ていましたので、有用な情報ですね。
ABIについては同じ問題が出題されました。
試験委員長
専門医試験委員長は、相馬良直先生でした。2017年と同じです。
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おわりに
いかがでしたか。
お読みいただきありがとうございました。
該当する2016年平成28年度の皮膚科専門医試験解説はこちらから。
他の年度の講評はこちらから。
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