デルマ侍です。
皮膚科って、総合病院勤務の先生はお分かりかと思いますが、
他科受診のついで受診、多すぎませんか・・・
内科のついで、整形外科のついでなどなど
しかも処方を希望するのはヒルドイドソフト軟膏だけとか・・・
正直うんざり。毎日。
ついで受診なくしていきたいです。
そういえばついで受診のときって、
病院側の収入ってどうなっているのでしょうか?
外来の再診料
外来の再診料金は、2科目まではとれることになっています。
3科目以上はタダ働き。
少なくとも3科以上を同日にかかりたいときで緊急性がないときは断りたいですよね・・・。
皮膚科ではほとんどその日にみないとだめ、ってこと正直少ないと思うのですが・・・。
基本料金は
外来診療料(一般病床200床以上の病院) 74点
同日2科目外来診療料 37点
となっています。
3科目以上のことは記載されていないので、点数はとれないと思います。
ややこしいですが、
外来診療料は、紹介率の低い病院で 他医療機関へ紹介したが当該病院を受診した場合
外来診療料 55点
同日2科目外来診療料 27点
となっています。
複数受診した際の1科目、2科目がどの診療科になるかは、同日の各科のコストの高い順で決まります。
検査や指導料などが多か高い科が優先されます。
正確にいえば病院の収益的にはあまり関係がなく、年度、月別でみる各診療科ごとの売上で反映されるだけで、
3科目であっても実施された処置コストは患者は支払います。
例えば、
整形外科 同日MRI 、処方
内科 処方、血液検査
皮膚科 処方、ダーモスコピー
であれば、
再診料は2科分の74点、34点が加算、他処方箋代、MRI代、血液検査代、ダーモスコピー処置コストが算定されます。
科ごとの売上が月ごとなどで発表される病院も多いかと思いますが、この場合皮膚科の売上はダーモスコピー分で計算され見劣りするのではないでしょうか。
外来の基本再診料については、今まで皮膚科専門医試験で問われたことはありませんが、
臨床をやっている上では押さえておくべきでしょうか。
おわりに
お読みいただきありがとうございました。
保険診療点数に関する過去問をまとめて解説しています。
似たような問題は、年度別に解くのではなく、分野別に解くことをおすすめしています。
noteでも皮膚科専門医試験対策情報を発信中です。
いつもありがとうございます。