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外用剤の混合について

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デルマ侍です。

今日は外用剤の混合についてみていきます。

 

 

皮膚科医は外用剤をだすことが多いですよね。

しかしその組み合わせによっては、分離したりすることもあるようです。

 

 

デルマ MB Derma 314 :1-7,2021

大谷道輝先生の「基剤と剤形から考える外用剤の混合」

から、混合不可の組み合わせをご紹介します。

 

混合不可の組み合わせ

 

ヒルドイドソフト軟膏 + デルモベート軟膏 含量上昇

ヒルドイドソフト軟膏 + メサデルム軟膏 ブリーディング

ヒルドイドソフト軟膏 + リンデロンDP軟膏  ブリーディング

 

オイラックスクリーム  +  アンテベート軟膏 1週間後分離

ドボネックス軟膏  + アンテベート軟膏 2週間後 含量低下

 

ブリーディングとは、水分が表面に浮き出す現象です。

特にヒルドイドソフト軟膏との混合は多くの先生方が行う機会も多いと思うので、気をつけないといけませんね。

 

ドボネックス軟膏  + アンテベート軟膏 2週間後 含量低下

も紹介されていますが、

 

すでに混合された製剤のドボベット軟膏は、

ドボベット軟膏:

ベタメタゾンジプロピオン酸エステル(リンデロン-DP軟膏)+ビタミンD3製剤カルシポトリオール(ドボネックス軟膏)

です。過去問既出。

 

こんな記事も書いています。

dermasamurai.hateblo.jp

 

おわりに

 

お読みいただきありがとうございます。

 

すでに合剤として販売されているドボベット軟膏、マーデュオックス軟膏に関連して、こんな記事も書いています。

 

 

dermasamurai.hateblo.jp

 

 

また、お立ち寄りいただければ嬉しいです。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

参考文献:

デルマ MB Derma 314 :1-7,2021

大谷道輝先生、「基剤と剤形から考える外用剤の混合」

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