デルマ侍です。
2013年平成25年度皮膚科専門医認定試験 学会の講評(特集)についての備忘録です。
2013年平成25年度皮膚科専門医認定試験
試験日程
2013年平成25年度 8月4日
2020年から試験日程はさまざまな要因で変更になっておりますが、
この頃は8月の第一日曜日でした。
場所は都市センターホテル
受験者は、 合計241名 男性82名 女性159名
やはり皮膚科は女性が多いですね。
合格者は191名 この年の皮膚科専門医試験合格率は79.3%で
男性57名、女性134名の合格でした。
当日の試験委員長は岩月啓先生でした。
試験問題は
筆記試験100題 選択86題 記述14題
面接試験 20題(5カテゴリー、各4問、1人15分)
岩月先生のコメントでは、同年の出題では、「病理組織問題やダーモスコピーに関する問題の多くは、じっくりと考える時間をとっていただきたいという思いから、筆記試験として出題」と述べられております。
皮膚科専門医試験の出題方針が
・日本皮膚科学会雑誌の原著
・セミナリウム
・JDに掲載された症例
・診療ガイドライン
・講習会テキスト(日皮会主催研修講習会テキスト)
から出題と書かれている点は例年と同じです。
また、「これらを専門医試験のリソースとして活用していますので、専門医試験を勉強する場合の目標設定になる」と書かれています。
講習会テキストとは、総会、支部大会で行われている必修、選択の講習会での講演を文字化したテキスト集のことで、学会HPから手に入れることができます。
こちらもご覧ください。
2013年の皮膚科専門医試験 正答率が低かった問題
2013年の皮膚科専門医試験で、正答率が低かった問題は識別率も低かったことがあげられています。
正答率、識別率が低かった問題として、2題紹介されており、
問題80のGVHD
問題85 HSV VZV 記述筆記問題
でした。
問題85については、「HSVとVZV感染症の回帰性感染を鑑別するには、血中抗体価の変動を検査しても診断的価値は少なく、ウイルス抗原や遺伝子を調べないと真に鑑別することは難しい」とコメントされています。
この2題は削除問題とはしなかったようですが、削除問題としても合否判定への変動、影響はなかったとコメントされています。
識別率についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
このような記事も書いています。
点差がつくのは、記述問題ともいわれています。
2013年平成25年の皮膚科専門医試験の解説集については、こちらで公開しています。
ぜひご活用ください。
おわりに
お読みいただきありがとうございました。このような記事も書いています。
またお読みいただけると嬉しいです。
ありがとうございます。