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2015年平成27年度皮膚科専門医認定試験 備忘録

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デルマ侍です。

2015年平成27年度皮膚科専門医認定試験 備忘録です。

過去の専門医試験の情報も、今後の試験対策に役に立ちます。

 

2015年平成27年度皮膚科専門医認定試験

2015年の皮膚科専門医試験は、

 

2015年8月2日日曜日

場所は東京の都市センターホテルでした。 例年こちらです。

 

合格率

受験生は237名

男性91名 女性146名

合格者は男性 69名 女性116名

合格率は合計78.1%

男性75.8% 女性79.5%

例年女性のほうがやや高かったのですが、この年は差が縮まった印象です。

 

支部別の合格率は、

1位は西部支部85.4% 4位は中部支部74.7%

 

このような記事も書いています。

note.com


専門医試験の中身  

 

午前中に筆記試験、午後に口頭試問がありました。  

(※2018年を最後に、口頭試問は現在廃止されています)  

筆記試験 選択問題90問、記述問題10題  
面接問題24題(5カテゴリー)  でした。

 

 (問題数は2019年から選択100題、記述20題となっています)

 

 合否は、  筆記試験(選択、記述)、口頭試問、事前の書類審査から判断されます。 

色々と噂がありますが、  各セクションごとに定められたボーダーを一つでも割ったら不合格となるのか、総合して合わせたボーダーで不合格が決まるのか、については、公表されていません。    

 

しかし、

2016年は「筆記試験、面接試験、2つの試験結果に申請書類の審査結果を加味して総合的に合否を判定しました」

2017年からは、「事前に委員会で定めた一定の基準を適用して合否を判定」と書かれていました。

2015年は「筆記試験、面接試験、総合判定の3つの基準で合否を判定」と書かれています。

 

どちらなのでしょうね。  

 

採点除外  

なし        

 

正答率が低かった問題、講評

 識別指数マイナスはこの年度では講評にて記載はありませんでした。

識別指数0.4以上は、選択問題では21%
0.2以上が64%

記述問題は全て0.3以上、0.4以上は10問中9問とのことです。

 

記述問題の方が差がつきやすい傾向は同様です。

この様な記事も書いています。

note.com

 

全体の正答率は4%-98%だったようです。

例年壊疽性膿皮症の問題など、正答率が100%となる出題もあったりします。

筆記記述問題について

この年の講評でも、記述問題について触れられています。

 

正答率が低かったのは

記述問題8

の妊娠後期の皮疹について

 

また、略語についても引き続きコメントがあり、

・COIのフルスペル 正答率は12%

・「漫然と略語を使用せず、確実な医学知識として使用することが求められます」

 

2021年度も略語を書かせる問題が引き続き出ていましたので、有用な情報ですね。

ABIについては同じ問題が出題されました。

 

書類審査の加点について

事前のレポート、書類審査の事前評価の加点については、

2015年平成27年度のこの年から開始 されたようです。

レポートの提出自体は2013年平成25年からありましたが、加点は2年間なかったようです。

この年から、レポートの評価が5であれば、筆記試験に加点がされることとなりました。

レポートの加点についてはこんな記事も書いています。

note.com

 

試験委員長

専門医試験委員長は、古川福実先生でした。2017年からは変更があります。

 

こんな記事も書いています。

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おわりに

いかがでしたか。

お読みいただきありがとうございました。

該当する2015年平成27年度の皮膚科専門医試験解説はこちらから。

 

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他の年度の講評はこちらから。

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