デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

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はじめに 〜皮膚科専門医試験対策〜

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デルマ侍です。皮膚科専門医試験対策の過去問の答え、解説、専門医試験にからんだ対策法、勉強法、情報をたっぷりまとめています。

皮膚科専門医試験過去問の答え

皮膚科専門医試験のこれまで出題された過去問の解答、解説について、公開しています。

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2020年令和2年の過去問の解答解説についてはこちら

【解答】2020年令和2年度皮膚科専門医試験解説解答|デルマ侍の皮膚科専門医試験解説note|note

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皮膚科専門医試験2020 カテゴリーの記事一覧 - デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

 

2019年令和元年の過去問の解答解説についてはこちら

【解答】2019年令和元年1年度皮膚科専門医試験全問解説|デルマ侍の皮膚科専門医試験解説note|note

 

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2023年令和5年皮膚科専門医試験

2023年令和5年皮膚科専門医試験が公開されています。

 

 

2023年12月3日 日曜

場所は東京都内 の予定です。

 

8時ごろから12時ごろです。

 

出願期日は7月中で、7月31日必着となっています。

7月に入りましたら早めに提出するのが良いと思います。

(2021年度版ですが、こんな記事も書いています)

https://note.com/dermasamurai/n/n8dbe987ccdc1

 

 

数年前までは夏でしたが、

コロナと東京オリンピックと、さまざまな事情で11月に移ったのち、

新専門医制度(機構認定)になってから、12月に変更となっています。

 

制度の違いについてはこんな記事も書いています。

 

https://note.com/dermasamurai/n/n54970f721da3

 

 

2021年の試験については、こちらでもまとめています。

 

https://note.com/dermasamurai/n/nfd9ce2e2725e

 

 

 

また情報についてまとめていけたらと思います。

 お読みいただきありがとうございました。

アドトラーザとデュピクセントのちがい

試験的にまとめます。

 

 

共通する点

アトピー性皮膚炎に適応

・2週間おきの投与

・初回倍量

 

異なる点

アドトラーザ

・IL-13のみブロック

・初回4本!(600mL)

2週間おきに2本(300mL)

1本150mL

結膜炎のリスクが少ない

・一般名 トラロキヌマブ

・レオファーマ

・中断した時に再燃しにくい可能性

2023年5月に発売予定

・発売初期は自己注射できないが長期的には自己注射可能

・IL-13を特異的に中和

 

デュピクセント

・IL-4/13 抗体

・サノフィ

・一般名 デュピルマブ

1本300mg製剤

投与開始日のみ2本を皮下注射
その後は2週間に1回、1本を皮下注射

・受容体抗体 ターゲットが違う

コレクチム軟膏 生後6ヶ月以上から

デルマ侍です。

 

コレクチム軟膏の添付文書改正がありました。

 

コレクチム軟膏は日本が開発(JT)して、鳥居が販売する新しい機序の外用剤です。

 

 

「6ヶ月以上 2歳未満のアトピー性皮膚炎の第Ⅲ相試験を実施」
「6ヶ月未満の乳児の臨床試験は実施していない」
に変更されました。

添付文書の用法用量は「小児」のままですが、

実質6ヶ月以上生後の乳児への使用の安全性が確認されたことになります。

 

周りの先生の様子も見聞きしながら、適当な症例があれば使っていきたいと思います。

 

コレクチム軟膏についてはこのような記事も書いています。

 

https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/20221201/1669845600

 

 

コレクチム軟膏

 

ポイントを復習します

 

・妊婦 禁忌ではなし

・添加剤は白色ワセリン(サンホワイトではなし)

・正常部でも吸収される

・in vitroの試験で、「フィラグリンとロリクリンのmRNAな発現量が増加」→「水分保持量 SCH TEWLの増加」→「皮膚バリア機能を改善される可能性」が指摘されている

・1週70gまで

・小児にも0.5%からの処方可能

・一回あたりの塗布量は、代表面積の30%まだを目安  

 

 

 

また使用してみて、効果を見ていきたいと思います。お読みいただきありがとうございました。

ヒルドイドの被膜効果

デルマ侍です。

 

皮膚科医であれば処方する機会が多い、ヒルドイド。

マルホのメーカーさんからのDIがありましたので、まとめます。

 

ヒルドイドクリーム

適用:

血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

 

ヒルドイドソフト軟膏

適用:

血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

 

同じです。

 

 

ヒルドイドクリーム

成分:

ヘパリン類似物質 3.0mg
 添加物
グリセリンステアリン酸、水酸化カリウム、白色ワセリン、ラノリンアルコール、セトステアリルアルコール、セトステアリルアルコール・セトステアリル硫酸ナトリウム混合物、ミリスチルアルコール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、イソプロパノール

 

 

ヒルドイドソフト軟膏

成分:

ヘパリン類似物質 3.0mg
 添加物
グリセリン、スクワラン、軽質流動パラフィンパラフィン、マイクロクリスタリンワックス、白色ワセリン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル

 

 

 

 

また、

ヒルドイドソフトヒルドイドクリームの先発における「被膜効果」への関与は、

 

「ヘパリン類似物質ではなく、

ステアリン酸

セトステアリルアルコール

セトステアリル硫酸ナトリウム混合物」

などの添加剤の配合の有無、配合量によることが

わかったようです。

 

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自分も、

ジェネリックと先発品は、患者さんや効果を見ながら適宜調整して処方をしていけたらと思います。

 

2021-22皮膚科専門医試験

2021-22皮膚科専門医試験

 

 

 

 

2021-22
ジベルばら色枇糠疹について正しいのはどれか。2 つ選べ。
1.中高年での発症が多い。 
2.春と秋に比較的多く発生する。 
3.爪甲が粗造となり点状陥凹を生じる頻度が高い。
4.増悪消退を繰り返し数年間の経過を取ることが多い。
5.初発疹はやや大きな紅色局面を生じへラルドパッチと呼ばれる。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え 2,5

 

 

2021-21皮膚科専門医試験

2021-21皮膚科専門医試験

 

 

病理学的に穎粒変性をきたしうる角化異備症はどれか。3 つ選べ。
l. Darier 病 皮膚科専門医試験 

2. Vorner 型掌賊角化症 
3.疣贅状表皮母斑 
4. 表皮融解性魚鱗癬 
5.先天性魚鱗癬様紅皮症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え 2,3,4

2021-20皮膚科専門医試験

2021-20皮膚科専門医試験

 

角化異常症とその原因分子の組み合わせで誤っているのはどれか。


1. Carvajal 症候群 -desmoplakin
2.棘融解性外胚葉形成不全症- -plakophilin 
plakoglobin and desmoglein
3. ピーリングスキン病 -corneodesmosin
4 ネザートン症候群 -kallikrein5
5. SAM 症候群 -desmogleinl

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え2

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