デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

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②骨密度、骨粗鬆症について

骨粗鬆症の薬について。

 

非専門医である、自分のざっくりした勉強ノートであることをご理解ください。

 

 骨粗鬆症の薬 分類

 

骨粗鬆症の薬は大きく分けて、2つ+α

 

1.骨吸収抑制

2.骨形成促進

か。

 

整形外科の骨粗鬆症診療の主流は、

「骨形成促進」の治療となってきています!

 

 

よく使う、ビクホスホネート製剤BPは、

骨吸収抑制の方になります。

 

BP製剤については皮膚科の専門医試験でも出題されたことがあります。

(個人的にはあの出題はどうかと思います。)

 

 骨粗鬆症薬の使い方 注意点

 

骨吸収抑制のお薬にはいくつか注意が必要で、

たとえば

ランクル抗体 デノスマブ 商品名プラリア は、

投与期間の制限はないものの、

プラリアを中断すると「骨密度減少と骨折のリスクが非常に高まる」ことが言われており、

整形外科領域では非常に気をつけておられる先生が多いようです。

そのメカニズム、原理としては「オーバーシュート」と言われており、

ランクル製剤は骨吸収抑制の薬ですので、

抑制していた破骨細胞が再活性化した時に今まで以上に暴走して骨吸収されてしまい、骨がとっても弱くなってしまうことが起きるようです。

それも怖いですね。

金銭面で途中で継続をせず、投与をやめたりすることもありますよね。

 

 

また、同じく骨吸収抑制の、ビスホスホネート製剤で、

月1静脈注射をする、ボンビバ(イバンドロン)も、数年やった後は非定型骨折のリスクがあるとされています。

 

非定型骨折とは、骨は一見硬いのに折れやすくなって骨折のリスクが上がるとされています。

こちらも注意ですね。

 

 

 おわりに

次に続きます!

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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