デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

専門医試験解答解説勉強対策絡みのこと全て包み隠さず

MENU

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

家族性寒冷蕁麻疹や遺伝性自己炎症疾患とは

デルマ侍です。 家族性寒冷蕁麻疹や遺伝性自己炎症疾患とはなにか。 過去問ではでているのか。 みていきましょう。 // 2019-22 問題22. 家族性寒冷蕁麻疹,Muckle-Wells 症候群, CINCA 症候群に共通する原因遺伝子はどれか. 1.IL36RN 2.LPAR6 3.NF1 4.NLRP3…

皮膚科専門医試験の勉強法 まとめ版

デルマ侍です。皮膚科専門医試験にむけての勉強について。 まずは過去問から! // 皮膚科専門医試験のお勉強 今年 2021年令和3年11月の皮膚科専門医試験 受験予定の皮膚科専攻医のあなたへ。 勉強の仕方についておすすめを書きます。 まず過去問を3-4年やる …

指定難病のコケイン症候群

デルマ侍です。 今日も元気に皮膚科専門医試験の勉強。 指定難病のコケイン症候群について コカインみたい・・・・ // コケイン症候群 Cockayne syndrome:CS 紫外線性DNA損傷の修復システム(ヌクレオチド除去修復)ができないことにより発症する常染色体劣…

指定難病のCFC症候群とは

デルマ侍です。 以前、指定難病のお話をしました。 皮膚科に関わる疾患でどれが指定難病なのか、はさらっておきます。 今日はCFC症候群について。 // Cardio-Facio-Cutaneous症候群 CFC症候群 Cardio-Facio-Cutaneous症候群 心臓・顔・皮膚症候群なんて名前…

PPDAパラフェニレンジアミンでかぶれたら

こんにちは。今日も皮膚科の勉強をしていきます。 PPDAってなに? デルマ侍です。今日はPPDAについて。 // パラフェニレンジアミン PPDA PPDともいいます。 ヘアカラーに含まれるジアミン染料のことです。 パラフェニレンジアミンの日本でのJBS(JSA)パッチテ…

帯状疱疹ワクチン

デルマ侍です。 ここ最近、日本でも、帯状疱疹の予防に対して、ワクチン接種ができるようになりました。 それに伴い、皮膚科専門医試験でも出題がありましたので、解説します。 // 2019-35 2019-35 帯状疱疹ワクチン(乾燥弱毒生ワクチン,岡株)について正し…

皮膚科のカルテ略語

デルマ侍です。 今日は皮膚科のカルテでよく登場する略語について解説します。 皮膚科をポリクリで回る学生さん、初期研修医、皮膚科なりたての学年が若い専攻医の先生、皮膚科を担当される看護師さんむけです。 それではいきましょう。 // 病気の名前 AD ア…

皮膚科専門医試験は誰が作っているのか

デルマ侍です。 今日は、皮膚科専門医試験は誰が作っているのか。 そんなテーマでお話します。 // 皮膚科 専門医試験委員 ●●大学の教授が大方、あと市中病院の部長の先生が少し、という構成となっています。 具体的には下の表のようになっています。 皮膚科…

レギュラトリーサイエンスとはなにか

デルマ侍です。 今日はレギュラトリーサイエンスについて。 // レギュラトリーサイエンス この単語の意味、知っていますか? レギュラトリーサイエンスとは、「科学技術の成果を人と社会に役立てることを目的に、根拠に基づく的確な予測、評価、判断を行い、…

動物咬傷 猫と犬だったら猫の方がヤバい

皮膚科の外来や救急外来などで、動物咬傷を見ることはよくあると思います。 そんな時、どんなふうに対応すればいいか迷ったりしませんか? ここでは猫と犬に絞って、お話していきます。 // 猫咬傷と犬咬傷の違いについて 犬猫咬傷 ポイント3つ ・猫咬傷の方…

新型コロナワクチン 過去にワクチンでアレルギーがでた場合は

デルマ侍です。 新型コロナワクチン接種が始まり、進んでいます。 患者さんから聞かれることも多いのではないでしょうか。 本日は、過去に別のワクチンでアレルギーの既往がある場合、特にどのワクチンを注意しなければいけないのか、について。 以前PEGにつ…

皮膚科学を勉強するときのツール

デルマ侍です。 今日は皮膚科を勉強するにあたって、インターネットなどを利用して勉強できるツール、学習サイトなどをご紹介します。 無料のものが中心です。COIはありません。 勝手にお勧め度を★1つから★3つでランキングしました。 // // あたらしい皮膚科…

皮膚科と指定難病

デルマ侍です。今日は皮膚科領域の指定難病についてリストアップします。 後日、ここからピックアップして、専門医試験の記事を作っていこうと思いますので、目次的な感じです。 皮膚科に関係する疾患で、どれが特定疾患なのか、どれが違うのか、という問題…

教科書に書いてあることも疑う姿勢を忘れない

今日は勉強していく中でいつも忘れてはいけないことを。 浜医の教授になられた、本田先生の記事を読んでいて、とても大事なことで、自分も定期的にrecallしている内容だったので、紹介します。 今日はそれを自分の文字、表現でで書きます。 ぜひ元記事もお読…

抗ヒスタミン薬 腎臓と肝臓にからめて まとめノート

皮膚科専門医のデルマ侍です。 日常よく使う、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬について。 腎機能障害、肝機能障害の患者に使うときはどれを使えばいいか。 添付文書はどう書いてあるか。 皮膚科の三種の神器じゃないですけど、普通に保険診療の外来をやって…

ネモリズマブとアトピー性皮膚炎

デルマ侍です。 先日、ネモリズマブと痒疹についての記事を書きました。 dermasamurai.hateblo.jp ネモリズマブの、アトピーに関する論文からの紹介 京大椛島先生が筆頭著者のNEJMの論文です。 椛島先生、NEJM多いですよね・・・化け物級・・・すごい・・・ …

保険診療報酬の過去問について

デルマ侍です。 皮膚科専門医試験対策の記事です。 保険診療報酬、保険点数の過去問多いですよね。 あと、途中で診療報酬改訂があったりするので、過去問を解く時に混乱することもあります。 今日は過去問を解説しようと思います。 // 2015-90問題 保険診療…

構造式によるステロイドの分類

デルマ侍です。今日はステロイドについて。構造式の観点から。 以前ステロイドについて、このような記事を書きました。 dermasamurai.hateblo.jp ステロイドはたくさんあるので色々分類があります。 // 構造式による分類 ステロイドの構造によって、A B C D1…

IL-31受容体モノクローナル抗体 ネモリズマブと結節性痒疹

デルマ侍です。 以前自分がぽつりとつぶやいたツイートですこし話題にあがったものを少しだけブログにします。 // ネモリズマブ IL-31受容体モノクローナル抗体 ネモリズマブ 結節性痒疹での弛緩が海外や日本で進んでいます。なかなか有効的なようです。 痒…

イミキモド(ベセルナ)のサイトカイン

イミキモドとサイトカイン 以前Twitterでのイミキモドの機序について「いろんなサイトカインを介して」とざっくりすぎる発言をしてしまいました。以前の私のツイートとそのリプへのアンサー記事になります。 // イミキモドがTLR-7を介して自然免疫系を不活化…

パッチテストで香料ミックスが陽性になったらどうするか

パッチテストで香料ミックスが陽性になったらどうするか 今日はそんな疑問に答えていこうと思います。 // 香料ミックス 香料ミックス とは、 その名の通り、香料のアレルゲンをミックスしたもの。 α-アミルシンナムアルデヒド、イソオイゲノール、ケイ皮アル…

ミノール法:温熱発汗試験

発汗テストについて 過去問の出題も交えて。 発汗テスト:ヨードデンプン反応を用いた、ミノール法を用いる 消毒用ヨード液を全身に外用し、ドライヤーで乾燥させたあと、 (外国では)コーンスターチとオリーブオイル1:1混合を全身に外用 (日本では)ヨード…

食物アレルギー診療の基本

食物アレルギー診療の基本 皮膚症状をきたす症例が多いため、皮膚科にかかることも多いです。 なのになんだかしっくりこない。曖昧な部分が多い。検査をしても陰性だし。そんなふうにおもっていないでしょうか。 この分野は過去問にもよくでるので、勉強しま…

Copyright ©デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説 All rights reserved.