日本でのパッチテスト陽性率の推移
パッチテスト
パッチテストやJSAについて勉強するには、この本がおすすめです。
ビジュアルダーマトロジーの連載を冊子にしたもので、価格も安く写真やイラストも多いので、非常に読みやすいです。
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(ないしは施設にあれば、Visual Dermatology Vol15 No.3 2016)
ジャパニーズスタンダードアレルゲンJSAの陽性率について、まとめていきます。
・重クロム酸カリウム
2014年 4.7%に低下↓
2012年までは7-8%
・チウラムミックス ゴム
2014年 5.4%↑
2012年 3.5%↓
2011年 5.2%→
2010年 5.2%↑
・硫酸フラジオマイシン 薬剤
7%超え
・カインミックス
2014年 1.7%↓
・ロジン 合成樹脂
2014年 1.7%↓
・ケーソンCG 防腐剤
2014年 2.7%
2010年以降 2%前後
関東先生や松永先生の研究でほ、5.4-5.7%
2014年 12%↑
・プリミン
低め維持
2012年 0.6%
過去問出題あり(2019-記述11)
https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/2021/03/11/130000
・塩化第二水銀
2012年 5.4%
・金チオ硫酸ナトリウム
2012年 5.4%
反応が遅れて出ることがあり持続することもある。
1週間後判定のみならず、2週間後も判定を行い、その後も経過を見た方がいいとされている。
・ニッケル
2012年 16.1%↑
2020-20過去問
https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/2021/03/15/203905
・コバルト
2012年 9.1%↑
●生体内微量元素
私はどうしても黒柳徹子に会えません
私 :I (ヨウ素)
どう:Cu (銅)
も :Mo (モリブデン)
くろ:Cr (クロム)
てつ:Fe (鉄)
こ :Co (コバルト)
に :Ni (ニッケル)
あえ:Zn (亜鉛)
ま :Mn (マンガン)
せん:Se(セレン)
こんなゴロも紹介されていました。
薬ゴロ
https://yakugoro.com/entry/2015/06/25/180809799
参考文献
医師と患者のためのパッチテスト・アレルゲン解説松永佳世子編集、秀潤社