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皮膚科専門医試験の勉強をするときの注意

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皮膚科専門医試験の勉強

皮膚科専門医試験の勉強をするときの注意について

いろいろとあるので、書こうと思うとキリがないのですが、今回は3つに絞ってお話します

 

①日本における正解を選ぶ

②教科書と違うことが書いてあったら、日本皮膚科学会が発行しているものをより正解として選ぶ

③過去問の出題時点と正解が変わっているものがある

 

詳しくみていきます

 

 

 

 

 

 

①日本における正解を選ぶ

疫学や適応において、

日本と海外、特にアメリカで異なるものがあります。

例えば、化膿性汗腺炎は海外では女性に多いですが、日本では男性に多いです。

サルコイドーシスも海外では若年男性に多いですが、日本では中年女性に多いです。

このような場合は、「日本では」の正解の選択肢を選びます。

2017-33などをみてください。

 

日本皮膚科学会が発行しているものを優先

教科書と違うことが書いてあったら、日本皮膚科学会が発行しているものをより正解として選ぶ

あたらしい皮膚科や皮膚科学は大変すぐれた教科書です。しかし、医学はどんどん知見が変わってきています。これらの教科書に書いてあることが全て現在も正解なわけではありません。

教科書には〜と書いてあるけど、総会では〜といっていた、講習会テキストには〜と書いてある、ガイドラインには〜と書いてある

この場合は後者の日本皮膚科学会で公開されているもの、発行されているもの、の知識を優先してください。特にガイドラインに書かれているものは、現時点では試験対策上それを絶対的な正解として考えてください。(→もちろん数年後にはまたガイドラインの中身も変わりますよ)

2017-33もそうです。あたらしい皮膚科とは異なってきています。

梅毒関連もあたらしい皮膚科だけを読んでいるだけだと太刀打ちできません。

こちらで解説していますのでご利用ください。

#2梅毒過去問 皮膚科専門医試験|皮膚科専門医のデルマ侍|note

 

③過去問 答えが変わる

過去問の出題時点と正解が変わっているものがあります。

特に2017年以前の過去問を解く際には注意が必要です。

 

たとえば、2017-27や2017-28は、出題当時と異なり、現時点の知見では正解が異なってきています。

真菌は原因菌について見直しが起きているし、

他にも、梅毒はTPLAの登場により、過去の常識と変わりました。

薬の適用などについては適用拡大もあるため、数年前の選択肢の正解とは異なってきているものもあります。保険診療報酬についても見直しがあり、変更箇所があります。

難病についても特定疾患から指定難病にかわったことで、過去問の答えが変わってきています。

指定難病についてはこんな記事も書いています。

 

dermasamurai.hateblo.jp

 

 

おわりに

いかがでしたか?勉強の助けになれば幸いです。

 

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