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オテズラ

オテズラ

お世話になっています。

 

次の記事とあわせて、ベーチェット病に特にfocusして、勉強 復習をします。

 

 

オテズラ

 

オテズラ

一般名 アプレミラスト

PDE4阻害薬です。

 

セルジーンという会社から、オテズラ部門がアムジェンに買収され、現在MRさんはアムジェンが担当しています。

 

剤形は錠剤 10mg 20mg 30mgです。

基本使用は30mgで、10mg 20mgは初期投与量となっています。

 

飲み方

 

副作用軽減のため、

漸増して内服するやり方が特徴的です。

スターターパックがでていますので、

医者側は細かい用量は覚えなくてもいいと思います。

 

1-5日まで増量して6日目から朝30mg 夕30mg内服

はじめはスターターパック使用

 

でいいかともいます。

 

 

添付文書の用法用量には、特に「適宜増減」の記載はないのですが、(腎機能障害患者を除く)

 

経験上、朝30mg 夕30mg内服  1日2回内服 で落ち着いたのち、

副作用や皮膚症状に応じて

1日2回内服→ 1日1回内服 → 隔日内服

としながら調整している先生も多い薬です。

 

 

適用

 

保険適応は2022年10月現在

・尋常性乾癬 Pv

・関節症性乾癬 PsA

ベーチェット病BDによる口腔潰瘍

 

となっています。

 

今後PPP TAOなどにも拡大があるかもしれませんが、ブログを書いている時点ではありません。が効くとおもいます。適応外使用で使っている先生もいることでしょう。

 

副作用

 

過去問でも、薬の副作用で頻度が多いもの、というものは他の薬でもよくでますね。

オテズラは比較的副作用の出現頻度が高く、1-4割でなんらかの副作用がでることがあります。

下痢が一番多く、他、悪心、頭痛、嘔吐など。

初期の漸増投与は副作用の発現をやわらげるため、とされています。

 

 

禁忌

 

禁忌は

アレルギーと妊婦です。

妊婦が禁忌というのは重要です。

併用注意なのか禁忌なのかはしっかり区別して覚えます。

 

流産などのリスクが指摘されていますが、催奇形性については添付文書には書かれていません。妊娠可能年齢の女性に投与していて、妊娠を希望する場合は中止後1ヶ月の避妊が推奨されます。男性側については特に記載ありません。

 

妊婦が禁忌な薬

外用剤なども含めて 記憶を呼び起こしておきます。

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