ざ瘡とアンドロゲン、利尿剤のまとめ
ざ瘡とアンドロゲン、利尿剤のまとめ
・アンドロゲン過剰ではざ瘡が悪化する
・アンドロゲンの中でも特にジヒドロテストステロン(DHT)が皮脂の中のトリグリセリドの産生を促す
・過剰な皮脂がざ瘡を形成させる要因となる
・トリグリセリドはアクネ菌(Propionibacterium acnes )の餌となる
・抗アンドロゲン療法については、スピロノラクトンが広く使用されている。保険外治療、自費
・10歳以下でも使用可能
・若年者では低用量から徐々に増量
・治療開始前にホルモンを血液検査で確認
・女性の難治ざ瘡症例に
・男性は女性化乳房の副作用
・一日量 通常初回200mg 分4 (1回50mg 1日4回)で開始、分2でもよい
(海外では、最大400mg/日)
・水分摂取を励行
・不正出血、乳房腫脹、めまい、そうよう、蕁麻疹様皮疹などの副作用の確認
・内服中は避妊
・内服開始2週間で効果現れる
引用文献
皮膚科臨床医 アセット8 変貌するざ瘡マネージメント 中山書店 初版より