デュピクセントのお金
デルマ侍です。
デュピクセントについて引き続き勉強していきます。
過去にはこのような記事も書いています。
デュピクセント
こちらは2022年6月現在、成人使用のみとなっています。15歳未満には投与できません。
ただ、他の適応症の喘息は12歳からですから、こちらも拡大が今後あるのでしょうか?自分はよく知りませんけど。
メーカーさんに噂で聞いたりがあったら教えてください。
ヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体
です。
用法用量
用法及び用量 〈アトピー性皮膚炎〉 通常、成人にはデュピルマブ(遺伝子組換え)として初回に600mgを皮下投与し、その後は1回300mgを2週間隔で皮下投与する。
となっています。
1本300mg製剤のため
初回2本、次回以降1本です。
費用
費用は初月は60000-56000円くらい
その次は1ヶ月に40000円弱くらい かかります。
(2022年8月以降もう少し安くなります)
自己注射ができて1回の診察でまとめて処方をもらったほうがお得になります。
(2019年6月から自己注射が可能になっています。)
また初月バイオ開始は、月の初めからスタートすると患者さんに優しいです。
たとえば2022年6月なら
6/1 2本
6/15 1本
6/29 1本
で一気に、月4本使用すると、
6/14にスタートして月3本使用、
よりもお財布に優しくなります。
2022年7月でしたら、金曜日ですね。
大企業では、健康保険の付加給付制度があって、収入や企業にもよりますが、
意外と高収入でも月の負担が3万円(企業の保険による)まで、におさえられたりするので、聞いてみてもいいかもしれません。
自己注射ができない場合は、月2回程度の通院が必要です。
自己注射の処方は最大6バイアル(およそ3ヶ月分)まで処方できます。
プラスα
他、デュピルマブは、ヒトインターロイキン-4受容体のαサブユニットに対する遺伝子組換えヒトIgG4モノクローナル抗体です。
IgG4というのは記憶します。
また含有量は300mg/2mLです。
また、お値段は2022年8月から下がることとなりました。
過去にもお値下げがあり、
2020年4月1日からの薬価改定で約20%減額で現状は薬価は1本66356円でした。
「中医協総会は5月18日、サノフィのアトピー性皮膚炎治療薬デュピクセント皮下注に市場拡大再算定を適用することを了承した。シリンジ製剤、ペン型ともに8月1日に11.7%薬価を引き下げる。
シリンジ製剤は現行6万6356円を5万8593円に、ペンは現行6万6562円を5万8775円となる。 」
こんな記事も書いています。
おわりに
お読みいただきありがとうございました。
デュピクセント(デュピルマブ)については、過去問でこんな問題もあります。
またサイトカインに関連しても出題がありました。
似たような問題はまとめて勉強すると記憶がより定着しやすいと思います。
勉強を続けて参ります。