皮膚科専門医試験について思うこと
デルマ侍です。
皮膚科専門医試験の勉強をしていると
なんでこんな問題を出すんやろ?って思いますね。
思うことがあります。
実際に本当に学会も期待するような専門医としてのスキルを評価するためには、
やはり面接、口頭試問がよかったですよね。
あとは、ペーパーでもこういう問題。
臨床写真を提示
例えばEMっぽいのとか
問題1 鑑別診断を3つあげよ
問題2 それぞれの鑑別に至った理由を初期研修医にもわかるように記述せよ
問題3 それぞれの鑑別疾患の典型例と本症例で相違する点を記述せよ
問題4 それぞれの鑑別疾患でのあなたが考える治療、予測される経過について記述せよ
雑にいうとこんな問題をやれば色々とスキルチェックはできると思います。
あとは、
日光角化症のダーモスコピーを載せて、
問題1 ダーモスコピーの所見記載
問題2 考えられる治療法
薬を使う場合は投与方法、使用方法について記載せよ
みたいな。
んーでも自分で作っていてあれなんですけど、
ベセルナの投与方法の注意をちゃんと知ってるか誘導したくても。ペーパーだと問題文が見れちゃうので、
ダーモスコピーがわからなくても(Bowen SK LPLKと迷ったり)日光角化症ってこの問題だとわかってしまいますね…
ベセルナの適応疾患的に…
さらにこういった問題って結局採点がしづらいし問題も作りにくいんですよね。
面接、口頭試問も無くなったことにより、
・人件費
・会場費用
と大幅に減らされたとの記載もありましたしね。
テストって難しいですね。
こんな記事も書いています。
https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/20210917/1631829600
https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/2021/03/17/090000_1
https://dermasamurai.hateblo.jp/entry/2021/03/01/093000
400万円の節約になったそうですね。