デルマ侍です。
皮膚科医であれば処方する機会が多い、ヒルドイド。
マルホのメーカーさんからのDIがありましたので、まとめます。
ヒルドイドクリーム
適用:
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
ヒルドイドソフト軟膏
適用:
血栓性静脈炎(痔核を含む)、血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、進行性指掌角皮症、皮脂欠乏症、外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)
同じです。
ヒルドイドクリーム
成分:
ヘパリン類似物質 3.0mg
添加物
グリセリン、ステアリン酸、水酸化カリウム、白色ワセリン、ラノリンアルコール、セトステアリルアルコール、セトステアリルアルコール・セトステアリル硫酸ナトリウム混合物、ミリスチルアルコール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、イソプロパノール
ヒルドイドソフト軟膏
成分:
ヘパリン類似物質 3.0mg
添加物
グリセリン、スクワラン、軽質流動パラフィン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、白色ワセリン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル
また、
ヒルドイドソフト、ヒルドイドクリームの先発における「被膜効果」への関与は、
「ヘパリン類似物質ではなく、
セトステアリルアルコール
セトステアリル硫酸ナトリウム混合物」
などの添加剤の配合の有無、配合量によることが
わかったようです。
自分も、
ジェネリックと先発品は、患者さんや効果を見ながら適宜調整して処方をしていけたらと思います。