デルマ侍です。
今日は抗生剤について。
皮膚の表在感染症の治療、予防には第一世代セファロスポリン系を使う
ケフレックス
などになります。
詳しくみていきます。
皮膚表在性感染症の抗生剤
皮膚の表在感染症の治療や、術後の感染予防で、
セフゾン(セフジニル)、メイアクト(セフジトレンピボキシル)、フロモックス(セフカペンピボキシル)を処方されてる先生はおられないでしょうか。
これらの
第三世代セファロスポリン経口投与では、腸管からの吸収が悪く、添付文書の投与量では十分な血中濃度を確保できないことが知られています。
そのため、バイオアベイラビリティ90%、黄色ブドウ球菌に対する活性化が高い、第一世代セファロスポリン系のセファレキシンを使用することが推奨されます。
術前の予防投与では、セファゾリンがよく使用されます。
第一世代セファロスポリン系
第一世代セファロスポリン系のセファレキシン(ケフレックス)、セファゾリン
黄色ブドウ球菌の他、A群β溶血連鎖球菌にも有効で、ペニシリンと同様な効果を示すとされています。
ケフレックスの院内採用がなければ、セファクロル(ケフラール)も有効的です。
(ケフラールは本により、第一世代に分類しているものと第二世代に分類されているものが混在しています)
日経メディカルで、このような記事もあります。
おわりに
いかがでしたか。
またお読みいただければ嬉しいです。ありがとうございました。