試験対策勉強ノート
強皮症の死因 間質性肺炎:特にdcSScに多い 肺動脈性肺高血圧症 :特にlsSScに多い に多い 強皮症の間質性肺疾患 SSc-ILD HRCTを腹臥位で行う 両側下肺野から進行 発症時期が異なり、 dcSScは発症3年以内 lcSScは経過中いつでも 起こりうる リスク因子:dcSS…
皮膚科専門医試験では、日々使用している単語、用語で略語のものを、フルスペルで書かせる問題が1-2題出題されます。 過去問みていきます。 2020年は 2020-記述2 発熱・全身倦怠感と痂皮や潰瘍を伴う丘疹,紅斑が生じる疾患である PLEVA を,英語アルファベ…
デルマ侍です。皮膚科専門医試験対策シリーズです。 今回は頻出、梅毒です。特に脱毛にフォーカスをしぼってコンパクトに説明します。 梅毒の脱毛 ・第二期梅毒の症状 ・比較的稀 ・顕性梅毒の3.3% (第二期梅毒で多い症状は、丘疹状梅毒、梅毒性乾癬、梅毒…
デルマ侍です。パッチテスト絡みの問題について解説します。 // 2017-55 パッチテストパネルR(S)に含まれる試薬の中で,防腐剤関連アレルゲンはどれか. 1.ペルーバルサム 2.メルカプトミックス 3.ラノリンアルコール 4.パラフェニレンジアミン 5.イソチアゾ…
デルマ侍です。 2017年の過去問にしれっとSOX10がでてきていました。 2017-52 問題51:2 13歳の男性.出生時から全身の所々に脱色素斑がある(図 14).現在まで病変に変化はなく,目や耳に異常はみられない.考えられる疾患の原因遺伝子はどれか. 1.HPS 2.KIT 3.…
皮膚科専門医試験の勉強 皮膚科専門医試験の勉強をするときの注意について いろいろとあるので、書こうと思うとキリがないのですが、今回は3つに絞ってお話します ①日本における正解を選ぶ ②教科書と違うことが書いてあったら、日本皮膚科学会が発行している…
皮膚科専門医試験過去問でネオーラルの併用禁忌の問題がありましたので解説します。 // 2017-22 2017-22皮膚科専門医試験過去問 シクロスポリンの内服薬において,添付文書で併用禁忌になっている薬剤はどれか. 1.アスピリン 2.ロラタジン 3.ロスバスタチン …
はじめに デルマ侍です。 今日はネックレスでかぶれる、といって来院した患者さんについてどのように対応するか、どう考えるか、について。 // 金属アレルギーが疑われる症例 症例: ネックレスでかぶれる20代女性。金属パッチテストをやったが陰性。 どのよ…
はじめに デルマ侍です。総会e-learningで真菌関連の過去問解説がありました。そちらの講演の内容をまとめました。 // 第119回総会 EL15-4 専門医試験にでる肉芽腫 2019-38 酵母型と菌糸型の両方をとる二相性真菌による疾患はどれか. 1.Chromomycosis 2.Cryp…
電子顕微鏡 メルケル細胞 メルケル メルケル 明治鉱灸医学第40(13) M の部分がメルケル細胞 メルケル細胞:表皮を構成し、知覚に関与する細胞 表皮の95%は角化細胞、残り5%がメラノサイトや Langerhans 細胞,Merkel 細胞など 過去問、試験対策 メルケル細胞…
色素性母斑と非色素性母斑 色素性病変 メラニンの分布をみる 非色素性病変 血管のかたち(種類:点状、ヘアピン)と分布(分枝状、樹枝状)をみる 定型的色素ネットワーク 色素ネットワークは茶色の色素の網目模様 網の目 真皮乳頭 網紐 メラニンが沈着した…
食物依存性運動誘発アナフィラキシーについて過去問の解説を交えてまとめていきます。 // 食物依存性運動誘発アナフィラキシー FDEIA 特定食物摂取後 2~3 時間以内に運動負荷が加わることにより生じるアナフィラキシー反応 皮膚症状 を伴うことが多い 原因…
コレクチム軟膏 2021年3月、小児のアトピー性皮膚炎に外用JAK阻害剤であるコレクチム軟膏が使用可能 一般名デルゴシチニブ軟膏 禁忌(次の患者には投与しないこと)本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者のみ 妊婦は禁忌でない。注意のみ 添付文書より …
イーラーニング、第119回総会 EL40-3 自己炎症性角化症としての化膿性汗腺炎 乃村 俊史 先生 (北海道大学病院皮膚科)を中心に 勉強したことをまとめます。乃村先生は専門医試験の出題委員の先生でいらっしゃいます。 化膿性汗腺炎 Hidradentis suppurativa H…
専門医試験でよくでる梅毒 // 発生者数の推移について 梅毒のここ最近の発生者について 2010年が一番低く、2018年までずっと上昇 2000年〜2010年は500-700人程度 前の年を上回る発生 2019年は2018年と比べると少し減りました。 2018年 7002人 (約10年前の10…
乾癬で使用するbioは TNFαに比べると、最近出てきていたIL-17製剤系はよりナローに抑えるため、感染のリスクが 少ない、と一般には考えやすいが、 真菌製剤に関しては違う わかっていること ・IL-17阻害薬は非IL-17阻害薬とくらべて表在真菌症合併率が2.5倍…
固定性扁豆状角化症 Hyperkeratosis lenticularis perstans (HLP) Flegel’s disease (FD) 特徴 ・1958年Flegelにより報告 ・別名 Flegel病 ・中高年の四肢 足背・手背 ・鱗屑が付着する隆起性丘疹 ・慢性に経過 病理 病理組織学的には著明な角質肥厚と角質の…
Cronkite-Canada症候群 CCS ・脱毛をきたす、非遺伝性消化管ポリポーシス ・脱毛は休止期脱毛、90% ・下痢、腹痛 ・爪甲異常 ・色素沈着 ・日本で多い ・ステロイド内服が奏効する ・原因不明 ・IgG4関連疾患の可能性がある 疫学 ・男に多い ・日本人に多い …
ポイントチェック melanomaの製剤、タフィンラーとメキニストについて、 添付文書DIのポイントまとめ。 メキニスト(MEK阻害)トラメチニブ心臓に注意 副作用眼(ぶどう膜炎、網膜静脈閉塞、網膜剥離、網脈絡膜炎)肝臓検査、SCC発生あり、 添付文書冷蔵庫保…
汗孔角化症 porokeratosis ・1893年 Minnelli らが報告 ・報告例は常染色体優性遺伝の角化症 ・HIVに関連することもある ・内臓悪性腫瘍のデルマドロームとして報告されたこともある 引用Actas Dermosifiliogr. 2020 Sep;111(7):545-560. 汗孔角化症の遺伝子…
Bazex症候群 acrokeratosis paraneoplastica ・手足の難治性の角化性紅斑 ・左右対称 ・乾癬様 落屑性紅斑 ・悪性腫瘍のデルマドローム ・検索すると食道癌や咽頭癌などのSCCがみつかることも ・腫瘍を治療すると皮疹も改善するとがある ・1965年 Bazexバゼ…
デルマ侍です。今日は救急外来や一般診療の外来でみることがあるかもしれない、 猫ひっかき病 について書いていきます。 // 猫ひっかき病 ねこひっかき病 猫 ネコ cat-scratch disease,cat-scratch fever グラム陰性桿菌Bartonella henselae 感染症 若年者…
皮膚科専門医試験対策 デルマ侍です。抗体製剤の名前のルール、知っていますか?皮膚科専門医試験の過去問にもでています。 // 抗体製剤の種類 キメラ、ヒト化、ヒト抗体 名前のルール ○○+ キシ + マブ キメラ抗体 ○○+ ツ + マブ ヒト化 ○○+ ウ + マブ…
皮膚科専門医試験対策 デキサメタゾン、ベタメタゾン 胎盤通過性が高い 妊娠後期で使用される 母体投与で胎児へ ベタメタゾン50%移行 デキサメタゾン100% プレドニゾロン 胎盤で不活化される 母体投与で胎児へ10%移行 内服1群 ヒドロコルチゾン(コートリル…
ゴロ 皮膚科専門医試験対策 アザン染色 膠原線維が青く染まる 高原は青(あお) ざんす マッソントリクローム染色 膠原線維が青く染まる 高原に松(まつ)取りに行く また、核は黒褐色、細胞は赤色 貴志知夫先生作成 和歌山県の海南医療センター 引用元: Vi…
皮膚科専門医試験対策 ・HBs抗原陽性 抗原陽性の場合は基本的に投与は推奨されない 肝臓内科専門医にコンサルト エンテカビルなどの投与を優先 HBV-DNA 定期的血液検査 皮膚科専門医試験対策 note.com
デルマ侍です。 皮膚科専門医試験の過去問で、選択肢だけをみて、答えがわかる典型問題があったので紹介します。 2020-92 令和2年、2020年度皮膚科専門医試験です。 新鮮凍結切片:5~10 nm 新鮮凍結切片:5~10 μm 新鮮凍結切片:50~100 μm パラフィン切片:5~10 …
ダーモスコピーのBlink sign 皮膚科専門医試験対策 非偏光から偏光に切り替えた時に、所見の変化が出ることをblink signという 元々あった車検が消えたり、新しく所見が出現したりすることの総称 非偏光から偏光に切り替えた時に現れるサイン 光輝性白色線 s…
デルマ侍です バラマイシン軟膏とゲンタシン軟膏についてまとめます。 // バラマイシン軟膏 1954年から販売されているようです、古っ! バシトラシン 250単位 フラジオマイシン硫酸塩 2mg(力価) 添加物 白色ワセリン(基剤) (ワセリンのみ!) ゲンタシ…
医薬品の添付文書の年齢の定義 皮膚科専門医試験対策 厚生労働省から発出されている、 医薬品の添付文書に書かれる年齢の定義について、お話しします。 よく、薬の説明や、添付文書で、小児とか、幼児とか、成人とか、 そんな文言を見ると思いますが、 薬や…