デルマ侍の皮膚科専門医試験 解答徹底解説

専門医試験解答解説勉強対策絡みのこと全て包み隠さず

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2022-01-01から1年間の記事一覧

腋窩多汗症

デルマ侍です。 腋窩多汗症について 現在、多汗症のガイドラインは、2015年が最新です。 その後エクロックやラピフォートワイプなどが発売されておりまだ反映されていません。そのうち改訂版が出ると思いますが、 今年度の試験では推奨度、治療のアルゴリズ…

ラピフォートワイプ

デルマ侍です。 ラピフォートワイプについて。 キムワイプみたいな商品出ました。 多汗症の選択肢も増えましたね。 ラピフォートワイプ 1回使い切りで、個包装されています。 使い方は、 1日1回、1包に封入されている不織布1枚を用いて薬液を両腋窩に塗布 適…

Toe web infection

デルマ侍です。 Toe web infectionとは Toe web infection 緑膿菌を代表とするグラム陰性菌が、 足指間に感染し、びらんや潰瘍を形成する疾患 足白癬の悪化や足白癬外用薬の接触皮膚炎と間違えられやすい 臨床的特徴は ・大量の滲出液 ・悪臭 ・潰瘍と正常部…

アトピーの新規薬剤 年齢別まとめ 

デルマ侍です。 新規薬剤の登場が目まぐるしいアトピー領域。 年齢別に今一度。 15歳 から オルミエント、デュピクセント 添付文書では成人とされています。 12歳から サイバインコ、リンヴォック (30kg以上) 2歳から プロトピック、コレクチム、モイゼル…

皮膚科のあたらしい薬、オルミエント

デルマ侍です。 皮膚科領域で新たに使えるようになっている、オルミエントについて復習します。 使用開始から、少し時間たちましたか。 オルミエント オルミエント、一般名は、バリシチニブ メーカーは日本イーライリリー JAK阻害薬で、 バリシチニブはJAK1…

添付文書をみてみよう リンヴォック 〜乾癬〜

リンヴォック 今回は乾癬編でみていきます。 デルマ侍です。 リンヴォック 皮膚科領域では、 PsAとアトピー性皮膚炎ADに適応が通っています。 乾癬にはPsAのみです。 用法用量 <関節症性乾癬> 通常、成人にはウパダシチニブとして15mgを1日1回経口投与する…

アトピーのお薬 リンヴォック

デルマ侍です。 リンヴォックについて。 リンヴォック リンヴォックです。 リンボックでも、リンヴックでも、リンヴオックでもなく。 ヴを使うのってなんとなく珍しい気がします。 リンヴォック。 リンヴォック錠の一般名はウパダシチニブです。 錠剤で1日1…

デュピクセントのお金

デルマ侍です。 デュピクセントについて引き続き勉強していきます。 過去にはこのような記事も書いています。 dermasamurai.hateblo.jp デュピクセント こちらは2022年6月現在、成人使用のみとなっています。15歳未満には投与できません。 ただ、他の適応症…

デュピクセントの勉強

デルマ侍です。 デュピクセントについて。 デュピクセント 結構処方している先生も既に多そうですね。 それ以外にも数多くアトピーのバイオが発売されていて、おもしろくなってきました。 このお薬は、病院だけでなく、クリニックでも処方ができます。 患者…

サイトカイン、インターロイキン のまとめメモ

サイトカイン、 インターロイキン JAKのまとめメモです。 細かいところは抜かしていてざっくりですので 免疫応答型 1型 Th1 ILC1 IFNγ IL-12 2型 Th2 ILC2 IL-4 IL-5 IL-13 3型 Th17 ILC3 IL-17 IL-22 IL-23 IL-4 デュビクセント IL-5 好酸球 ヌーカラ、メモ…

添付文書をみてみよう リンヴォック 〜アトピー〜

デルマ侍です。 今日はアトピーで使用可能となった、リンヴォックの添付文書をみてみましょう。 リンヴォック 一般名はウパダシチニブ 3種類の用量があり、 リンヴォック錠30mg 7351.8円 リンヴォック錠15mg 5089.2円 リンヴォック錠7.5mg 2594.6円 添付文書…

2022年度令和4年の皮膚科専門医試験日程

デルマ侍です。 2022年令和4年度皮膚科専門医認定試験についての詳細、皮膚科専門医試験の日程、受験申請について確認していきます。 参考までに過去のスケジュールについてはこちら。 note.com 令和4年度2022年度皮膚科専門医認定試験 皮膚科専門医試験の日…

ざ瘡の外用薬

ざ瘡の薬 外用薬について、 横切りのまとめです。 外用回数では 1日1回 ディフェリン ベピオ エピデュオ デュアック ザビアックス 1日2回 ダラシン アクアチム 新しい薬は1日1回、と記憶。 外用のタイミング ディフェリン、ベピオ、デュアックは、「1日1回 …

梅毒の治療薬 ステイルズ

デルマ侍です。 今日はステイルズについて。 ステイルズ ステルイズ®水性懸濁筋注60万単位シリンジ ステルイズ®水性懸濁筋注240万単位シリンジ が新規日本で発売されました。 一般名はベンジルペニシリンベンザチン水和物 洋名:Benzylpenicillin Benzathine…

IL-31抗体製剤 ミチーガ

こんにちは。デルマ侍です。 今日は、発売準備中のマルホのミチーガについて。 うわさのIL-31製剤です。 ミチーガの特徴 一般名 ネモリズマブ ネモリズマブは、IL-31RAを標的とするヒト化抗ヒトIL-31RAモノクローナル抗体です 適応はアトピー性皮膚炎に伴う…

パッチテストを実施する際の注意

デルマ侍です。 パッチテストを実施する際の注意と題して、 パッチテスト全般に関して勉強します。 パッチテストとは パッチテストとは、 アレルギーが疑われる成分を背中(など)に貼って、アレルギー症状がでるかでないかを見る検査 です。 成分は、 日本…

歯科金属アレルギー

デルマ侍です。 今日は金属アレルギー、特に歯科金属アレルギーについて 口腔外科や近隣の歯医者さんから、「金属アレルギーの検査をしてくれませんか?」 と言われたこと、ないですか? 金属アレルギーを調べるには? よく患者さんから聞かれます。 金属の…

破傷風の復習

デルマ侍です。 今日は破傷風について。 破傷風トキソイド ハトキ 外傷のときに使うこともありますよね。 どんな製剤か知っているでしょうか。 勉強していきたいと思います。 破傷風トキソイド 破傷風トキソイドの用法用量を確認しましょう。 初回免疫 通常…

薬疹の初歩

デルマ侍です。 本日は、薬疹について、このポイントは見逃さないでほしい、といったことについて書いていきます。 対象は、 ・初期研修医の先生 ・皮膚科1年目の先生 ・内科や救急科の他科の先生 むけの記事になります。 あえて頑張って簡単な言葉で記載し…

タリージェとリリカ 帯状疱疹の神経痛

ご無沙汰しております。 デルマ侍です。 更新が途絶えていてすみません。 それなのに、毎日みてくださる方が結構いて。ありがとうございます。答えみてくださっているのかな。 言い訳をしますと ここ最近ずっとMAX忙しく・・・ 仕事を言い訳にしたら終わりで…

家族性コレステロール血症と皮膚科

家族性コレステロール血症について 勉強していきます。 家族性コレステロール血症FHは、遺伝子検査の適用もあります(2022年診療報酬改訂) dermasamurai.hateblo.jp 日本皮膚科学会のお知らせ 家族性コレステロール血症FHは日本皮膚科学会のお知らせでも掲…

英語論文1本目!JDにケースレポートを書くには

デルマ侍です。 英語論文に関してのお話をしていきます。 昨日このような記事を書きました。 dermasamurai.hateblo.jp 英語論文を書く 研究をしている人もおられるでしょうが、 研究している人もまとまった論文を書けるようになるのはデータが集まった数年後…

英語論文アクセプトまでの流れ

デルマ侍です。 以前 このような記事を書きました。 dermasamurai.hateblo.jp 本日は、英語論文を投稿してから掲載されるまで、どのような流れなのか、簡単に解説していきます。 論文準備 英語論文を書いてみよう!となったとき、 このブログを読んでいる多…

2011年平成23年度皮膚科専門医認定試験 備忘録

2011年平成23年度皮膚科専門医認定試験 備忘録 デルマ侍です。 2011年平成23年度皮膚科専門医認定試験 2011年の皮膚科専門医試験は19回目でした。 日程は2011年8月7日。日曜日 場所は都市センターホテル 同年の皮膚科専門医試験の過去問解説はこちらから。 n…

2012年平成24年度皮膚科専門医認定試験 備忘録

2012年平成24年度皮膚科専門医認定試験 備忘録 デルマ侍です。 2012年平成24年度皮膚科専門医認定試験 第20回目の皮膚科専門医試験になります。 2012年8月5日 (日曜日) 場所は都市センターホテル 専門医試験委員は岩月先生でした。 試験委員についてもこち…

2013年平成25年度皮膚科専門医認定試験 備忘録

デルマ侍です。 2013年平成25年度皮膚科専門医認定試験 学会の講評(特集)についての備忘録です。 2013年平成25年度皮膚科専門医認定試験 試験日程 2013年平成25年度 8月4日 2020年から試験日程はさまざまな要因で変更になっておりますが、 この頃は8月の第…

外用剤の混合について

デルマ侍です。 今日は外用剤の混合についてみていきます。 皮膚科医は外用剤をだすことが多いですよね。 しかしその組み合わせによっては、分離したりすることもあるようです。 デルマ MB Derma 314 :1-7,2021 大谷道輝先生の「基剤と剤形から考える外用剤…

病理プレゼンの仕方

デルマ侍です。 病理のプレゼンテーションの仕方について 皮膚病理をみて行く時、プレゼンテーションをするとき、 大まかな流れがあります。 簡単にお話していきます。 マクロ(弱拡大)からみる 特徴的な所見があるとき、そこに飛びついてしまいがちですが…

認める、施行した、という言葉を使わない

病理伝票の書き方、プレゼンについて。 まず文字、表現のお作法について。 「認める」を使わない 「認める」を使わない なかなか難しいのですが、このお作法、何人かの先生方がおっしゃっています。 病理伝票でも、病理のプレゼンでも、 × 3年前より背部に腫…

皮膚病理のあれこれ

デルマ侍です。 今日は皮膚病理について書いていきます。 病理依頼書の書き方について 病理診断をお願いするとき、 どのように書いていますか? いくつか書かないといけない点があります。 ①いつからか ②大きさ ③疑っている疾患 悪性を疑うのか ④切除の仕方 …

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